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Webユニバーサルデザイン支援ソフト「富士通アクセシビリティ・アシスタンス」が提供終了

タレコミ by ex
ex 曰く、
富士通から「富士通アクセシビリティ・アシスタンス」として無償で提供されている一連のWebユニバーサルデザイン支援ツールが、2013年8/20で提供を終了する。

これらのツールは、 「WebInspector」 「ColorSelector」 「ColorDoctor」 の3つのツール群で構成されており、JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針に適合しているかどうかのチェックや、色覚障害のある人には実際にどのようにサイトが見えているのかをシミュレートできるもので、Webのユニバーサルデザインの設計を行う上で非常に便利なものである。今現在であれば無償でダウンロードは可能なので、もしこれまでこういったユニバーサルデザインについて気にしていなかったWebサイトの設計などを行う可能性がある開発者や発注者、その他関係者は、ぜひ早めにダウンロードしておき、自分がかかわるサイトのチェックを行うようにしてみると良いのではないだろうか。

この提供終了は、IT Mediaの@ITのライターを務める太田智美氏へ、とあるWeb制作会社の方から届いた一通のメッセージを発端とし、@ITの記事『富士通、色覚障がい者のための診断ソフトウェア無償提供8月20日をもって終了:「終了前に、ただ伝えてほしい」――多くの開発者に届きますように。』で取り上げられた事で、FacebookやTwittertなど各種ソーシャルメディアなどを通じて徐々に知られるようになってきたものである。元記事を取り上げた@IT太田氏と、当該メッセージを送った方への敬意を表したい。

そしてもちろんこれまでこのような重要なツールを無償で提供してくれていた富士通には、多くの感謝と敬意を表したい。今回の提供終了によって、これまでの富士通の功績は、なんら損なわれるものではない。

この件は、スラドでも取り上げられる事でより多くの人に知られる一助となってほしいと思い、タレこむ事とした。また、ぜひスラドの掲示板としての特性を生かして、このツールに頼らないWebのユニバーサルデザイン確保について、現状何か他に利用できるツールがあるかどうかや、こういった部分に気を付けて設計するべきという資料などがあれば、そういった事についても語ってほしい。

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