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将棋電王戦FINAL第2局でソフトのバグによる反則負けが起きる

タレコミ by Neoceratodus
Neoceratodus 曰く、
本日行われた将棋電王戦Final第2局で、棋士の指し手にプログラムが対応していないことによる敗北が起きた。
具体的には、ソフト「Selene」は飛角歩の不成の指し手に対応しておらず、棋士がこれを指したことで不具合が生じ、
その指し手を認識できず王手を放置し別の手を指したために反則負けとなった。

飛角歩については他の駒と異なり、成ることによって単純に移動範囲が広がるという性質から、
不成の利点が(打ち歩詰め回避を除いて)存在しないことに着目し、コンピュータ将棋の指し手生成においては高速化のため省略されることが多い。
おそらくSeleneはこの指し手生成を盤面の変更処理にそのまま使っていたと思われ、存在しない指し手を入力されたことで不整合が起きたと考えられる。

このようなバグは対局によって容易に発見可能なようにも思われるが、上述のようにコンピュータ将棋ソフトにおいては指されないことが多く、
また人間もあまり差す手ではないため、発見されなかったように思われる。

なお、このときの局面は人間側の勝ちがほぼ決まった局面であったことも付言しておきたい。

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