東芝が国に123億円の支払いを求めた訴訟で、逆に12億円を東芝が支払えとの判決 1
タレコミ by usagito
usagito 曰く、
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F-15戦闘機を偵察機に改造するプロジェクトで「防衛省から契約を一方的に解除された」として東芝が国に契約金123億円の支払いを求めた裁判。3月18日の東京地裁判決は「システムは必要な性能を満たしていない」との判断で東芝の請求を棄却(時事の記事)。それどころか逆に、「契約解除の責任は東芝にある」として、12億3700万円を東芝が国に支払うことになった(毎日の記事)。
機体下に偵察用の赤外線カメラやレーダーを付け、画像データを地上に送信して分析する装置の開発・製造を、2008年に東芝が受注。しかし開発が遅れて納期が延びたため、防衛省が2011年2月に契約を解除したという。
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日経の記事>F15契約解除訴訟、東芝が全面敗訴 東京地裁判決 (スコア:1)
F15契約解除訴訟、東芝が全面敗訴 東京地裁判決 [nikkei.com]
「裁判長は判決理由で「東芝の製品は(契約時の)技術的な条件を満たしておらず、納入義務を果たせなかった責任は東芝にある」と指摘。装置全体を一体的に運用する契約だったとして「完成している部分のみの代金を請求することはできない」と判断」
「開発スケジュールに遅れが出たため、東芝は納期を延ばすように求めたが、防衛省は11年2月、「要求した性能を満たす製品が納入される見込みがない」として契約を解除し、違約金を請求した。東芝は違約金の支払いを拒み、同年7月に提訴」