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ウィリアムズF1チーム、新生児を搬送するケースBabypod 20を開発

タレコミ by eggy
eggy 曰く、
イギリスに本拠地を置くウィリアムズF1チームは、世界最速のレーシングカーを開発するべく年間1億ポンドを超える予算を投じている。この度、同チームはレーシングカーの開発技術を用いて、新生児を搬送するためのケース「Babypod 20」を開発したとのこと。F1チームの兄弟会社にあたるWilliams Advanced Engineeringが、新生児の搬送システムを手掛けるAdvanced Healthcare Technology(AHT)と共同でBabypod 20のデザインを行っている(BBC)。

重篤な疾患を持つ新生児を搬送することを目的に設計された軽量のケースには、透明なスライド式の蓋がついており、内部は厚いクッションで覆われている。また同ケースにはカーボンファイバーが用いられている。搬送用ケース内の温度を一定に保ったり、赤ちゃんを振動や音から守る必要があるため、生まれたての赤ちゃんを搬送するのはとても難しい。従来、新生児の搬送に使用されてきた保育器は重たく扱いづらうえ、外部から電源を供給する必要があり専用車両を用意する必要があった。

Babypodはもともと、従来の保育器より軽量で扱いやすいケースを目指してAHTが開発したものであるが、より改良されたデザインを開発するべくウィリアムズの参加を求めたのだそうだ。また、ウィリアムズがレーシングカー以外の分野に手を出したのには懐事情が大きく関わっている。ウィリアムズF1チームは、フェラーリやメルセデスAMG、レッド・ブルといった潤沢な予算を持つチームと競争するため、少しでも収入源を増やたいという本音が根底にあったようだ。

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