現時点ではアリ駆除は逆効果
ヒアリ報道が繰り返される昨今、ホームセンターなどでアリ関係の薬剤が飛ぶように売れてるらしい。
だがしかし、そういう薬剤を使ってアリをコロしてると後々厄介なことになるかもしれないよって話も出てる。ヒアリに関するFAQ
https://sites.google.com/site/iussijapan/fireant
現時点ではアリ駆除は逆効果いま「殺人アリ」パニックでアリ駆除剤が売れているそうです。アリがいると不安になる気持ちはわかります。しかし今現在、コンテナやその中身が置かれていた場所周辺以外ではヒアリはまだ見つかっていません。そこで見つかるのはほとんどが巣からはぐれた働きアリと思われます。いいかえるなら、港湾のコンテナ置き場以外では野外巣はまだ確認されていないのです。
よって一般市民の皆さんが今駆除しているのは100%ヒアリではないと断言していいでしょう。これはヒアリ対策上由々しき問題です。理由はつぎのとおりです。
実はヒアリの侵略から私たちを守ってくれる「仲間」がいます。それは日本のアリやクモなどの他の捕食者たちです。ヒアリの働きアリは小さい割には屈強ですが、逆に翅アリ(新女王)は大きい割に虚弱です - これは他のほぼ全てアリ種でいえます。一般に、結婚飛行を終えたアリの新女王は、地面に降り立つとすぐ巣作りを始めますが、十中八九失敗します。なぜなら他の生物に邪魔されるからです。最大の邪魔者はアリ自身です。翅アリが降り立った地面が、もし他種のたとえば日本在来のアリの「領土」だったら、たちまち地主の働きアリに見つかって殺されてしまいます。実際、このシナリオがヒアリにおいてもあてはまることがフロリダで行われた最近の野外研究で明らかになりました(文献16)。地元在住のさまざまなアリたちの存在はヒアリの防御壁になりますが、殺虫剤や耕耘機であらかじめ在住アリを除去しておくと、ヒアリの新女王による新巣定着率が格段に上がったのです。
現時点ではアリ駆除は逆効果 More ログイン