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誰でも新元号を投票できるサイトがついに登場。知性派必見の、集合知で未来を探るイニシアチブサイト。 1

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
2017年10月、新元号の総選挙がはじまった。新元号を国民の投票で提案しあおうじゃないか、というのがその趣旨。正式な名称は、「元号総選挙(https://www.gengpou.jp)」だ。

スマホやパソコンからいますぐ投票でき、得票状況がリアルタイムで更新される。誰でも匿名で無記名投票ができる。ユーザー登録をすれば記名投票ができる。同じ候補にも、異なる候補にも、何回でも繰り返し投票でキス。すべて全くの無料だ。

AKBの総選挙のような元気なお嬢さんたちのぎやかさではないが、ユーモアいっぱいの投票ゆるキャラ「ヒョウちゃん」が、日本の選挙のように記入式の投票方式や、諸外国の選挙のようなチェックシート方式の投票などを丁寧に案内してくれる。特に、漢字のつまったデータベースサーバーに元号候補をたくさん考えさせ、その中から選ぶといった21世紀ならではの投票方式では、小学生から高齢者までキーボードを使うことなくボタンを押すだけで好きな元号を投票できる、という優れものだ。

元号総選挙サイトをつくったのは、プロのサイト構築会社ではなく、自力で開発言語を書けるように勉強したアマチュアプログラマの悦空(えっくう)さん。団塊の世代の高齢ご隠居様だ。「選択肢があれば知勇が湧く。選択肢がなければ貧で鈍する」をモットーに、世界中のいろいろな選択肢を蒐集してネットで公表する調査研究活動を、老後のテーマに選んだ。

平成の次はどんな元号になるのか。邪悪元年とか災害元年では困るが、まあ、過去に使われたことがない組み合わせの漢字2字で、気嫌いされるものでなければ、なんだってかまわない。というのが普通の国民の感覚だろう。
しかし、悦空さんは、国民全員が近いうちに元号を新しいものになることをわかっていて、まだしばらく時間があるというような状況は、歴史上はじめての大チャンスだという。いまなら、国民は新元号のアイデアをあれこれ言えるからだ。もちろん、法律で元号は政府が決めるとされているが、国民が個々に良いと思う元号候補を自由闊達に意見を述べ合うことで、全体として次の時代がどうあってほしいか、集合知が見えてくるはずだという。AIとその周辺技術が成熟していない他の時代なら不可能だったことが、いま可能になっている。それをチャンスとして、国民から良いと思う元号候補の言葉を集め、AIを含めて情報技術的にデータ解析すれば、どんな元号を国民が望んでいるか、浮かび上がってくるはずだ、という。
元号総選挙サイトは国民の集合知を見出そうとする試みでもあり、漢籍と漢字の碩学に案を求めるのとはまったくちがうアプローチとして、この時代だからこそ取り組まねばならない意義があると、悦空さんはいう。

なにやらむつかしい意義はともかく、実際にサイトで投票してみると、戸惑うことなくサクサクといける。データベースサーバーに元号候補を考えさせると、いかにもそれらしい元号が提案されてきて、じつに興味深い。元号候補のひとつひとつを評価判定する判断機能も備わっており、「元号の条件に反していない」か「元号として見込みなし」とか、容赦なく判定される。
思いついた元号候補が、過去の中国の文献に使われているかどうかを台湾の国立研究院の漢籍全文データベースで調べる方法や、日本のどこかの屋号につかわれていないかどうかを国税庁の公開データベースを使って調べる方法もわかりやすく、チュートリアルされている。
そのほか、こまごまとした機能も充実しているが、一般の投票者にとって楽しみなのは、自分の投票した元号候補がほんとうの元号になるかどうかだ。
ユーザー登録して投票した元号候補が後日ほんとうの元号になった場合、賞金はないが、かわりに「新元号あてたよ証明書」を発給してくれる。新元号を当てたというのは、ちょっとした自慢の語り草にできるだろう。

とにかく、一度投票してみることをお勧めする。元号総選挙サイトは、ホームページでもブログでもなく、商品販売サイトでもなく、何かのアフターサービスのサイトでもない。あえていうなら、データベースを駆使して何かを社会に提起しようとしているイニシアチブサイトだ。高齢の個人の非営利のいわば零細サイトでもここまでできるという稀有な実例だ。元号に興味ない人でも、一見の価値あり、といえるだろう。

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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