EFF曰く、オンラインビデオから音声トラックを抽出するサービスは違法ではない
タレコミ by headless
headless 曰く、
米通商代表部による知的財産侵害市場に関するスペシャル301条の2017年版報告書「2017 Special 301 Out-of-Cycle Review of Notorious Markets」の意見募集に対し、EFFがストリームリッピングサイトは合法だと主張する反論意見を送っていたそうだ(TorrentFreakの記事、 EFFの反論意見: PDF)。
YouTubeなどで公開されているミュージックビデオから音声トラックのみを抽出するストリームリッピングサイトは、昨年の報告書(PDF)でも新たなデジタル著作権侵害のトレンドとして取り上げられていた。今年の意見募集では米国レコード工業会(RIAA)がレコード業界の損害が特に大きいストリームリッピングサイトとして5サイトを挙げている。EFFの反論意見はこの意見に対するものだ。ユーザーの選択したオンラインビデオから音声トラックを抽出するだけのWebサイトは違法サイトではなく、著作権侵害の定義に一致する行為をとらない限り、著作権侵害の責任はないと主張している。
EFFによれば、自由にダウンロードや改作が認められているオンラインビデオや音声トラックに著作権のないオンラインビデオは無数に公開されており、増加を続けているという。また、多くの音声抽出は著作権侵害に当たらないフェアユースだと主張。合法的な目的のために音声トラックを抽出するサービスの提供は、違法な目的で使用するユーザーがいても合法であり、このようなWebサイトが広告収入を得たからといって違法にはならないと指摘する。著作権を侵害するビデオやオーディオの配布といった行為は違法だが、RIAAが特定したWebサイトの多くはそのような行為に明らかに加担しているとはいいがたいとのことだ。
EFFはこのほか、CDNやリバースプロキシが著作権侵害行為の実行者を特定しにくくしているという意見や、法的手続きを取らずにドメインレジストラーが違法行為を行うドメインを自ら停止するべきという意見に反論している。
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