ホワイトノイズだけのYouTube動画に著作権侵害の主張が5件送られる
タレコミ by headless
headless 曰く、
YouTubeで公開されているホワイトノイズが10時間続くだけの作品に、著作権を侵害されたとの申立が5件送られているそうだ(TorrentFreakの記事、 作者のツイート)。
この作品「10 Hours of Low Level White Noise」はオーストラリアの大学の音楽学部で教鞭をとるSebastian Tomczak氏が2015年に公開したものだ。映像は「Low level white noise」と書かれた静止画像で、オープンソースソフトウェア「Audacity」搭載のノイズジェネレーターで生成したという10時間のホワイトノイズがダビングされている。
他の作品からサンプリングしたものなどではないが、ホワイトノイズを使用しているらしき作品の著作権者4人/社から、Tomczak氏の作品が数秒~数分にわたって著作権を侵害しているとの申立が計5件届いている。ただし、申立者がマネタイズを希望しているため、アカウント停止や動画の公開停止にはならなかったようだ。
チップチューンをテーマにした論文で博士号を取ったというTomczak氏は作成当時、さまざまな継続するサウンドを長時間聞き続けることによる知覚や注意力の変化に興味を持っていたという。同時期には完全五度の2つのトーンが10時間続く「10 Hours of a Perfect Fifth」や1時間かけて1つのトーンが1オクターブ上昇する「Hour-Long Octave Shift」といった作品も公開しているが、これらに著作権侵害の申立は届いていないとのこと。
Tomczak氏のオリジナル作品に著作権侵害の申立が送られるのは初めてではなく、これまでは異議申立がすべて認められてきたという。Tomczak氏は今回も異議申立が認められると考えているが、コンテンツIDによる誤った著作権侵害の主張が行われないよう、YouTubeには何らかの調整が必要だと感じているとのことだ。
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