ネット中立性の廃止は公示された。しかし法廷闘争はこれからだ

taraiok 曰く、

昨年12月、米連邦通信委員会（FCC）は、インターネット接続会社（ISP）にコンテンツの流通を平等に扱うよう義務付ける「ネット中立性」と呼ばれる原則の撤廃を決定。これにより、ISPはコンテンツのブロック、絞り込み、優先順位付けを行うことができる。唯一のルールは、ISPがこれを実行しているかどうかを開示する義務があるという点だけだ（The Verge、Reuters、slashdot）。

今月の22日に政府のウェブサイトにFCC決定の詳細が公表された。これにより、ネット中立性は4月23日から撤廃されることになる。しかし、ネット中立性に関わる問題はこれで終わりではない。政府サイトに掲示されたことにより、当事者はこの問題について訴訟が可能になったためだ。すでに一部では訴訟が行われている。長い時間を必要とする法廷闘争が起こることは確実と見られている。