Microsoft、3月のWindows 10向け月例更新でAVソフトウェアの互換性チェックを撤廃
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headless 曰く、
Microsoftは13日、1月から実施していたアンチウイルス(AV)ソフトウェアの互換性チェックを3月のWindows 10向け月例更新で撤廃したことを明らかにした(Windows Experience Blogの記事)。
一部のAV製品では、Spectre/Meltdown脆弱性緩和策を含むWindowsの更新プログラムとの互換性問題が発生した。そのため、互換性問題を解決したAV製品に対し対応済みを示すレジストリ値のセットを義務付け、値がセットされていない場合にはセキュリティ更新プログラムの配信を停止していた。
Microsoftによれば、AVパートナーとの協力により対策が進み、互換性に問題のないレベルに到達したという。これにより、サポート期間内のWindows 10バージョンはWindows Update経由ですべてのセキュリティ更新プログラムを受け取れるようになる。ただし、AV製品に対する互換性維持の義務付けは継続して行い、問題が発生した場合には更新プログラムの配信をブロックすることになるとのこと。なお、Windows 7/8.1の互換性チェックには特に言及されておらず、こちらは継続されるようだ。
また、Microsoftでは3月1日からSkylake世代のIntelプロセッサーでSpectre/Meltdown脆弱性を修正するマイクロコードアップデートをMicrosoft Updateカタログで提供しているが、Kaby Lake/Coffee Lake世代にも提供を拡大した。当初はWindows 10/Server 2016 バージョン1709のみの対応だったが、Windows 10 バージョン1703/1607/Server 2016向けにも対応している。このほか、3月の月例更新では、Spectre/Meltdown脆弱性の影響を緩和する更新プログラムの提供を32ビット版Windows 7/8.1にも拡大したとのことだ。
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