ロシア、当局への暗号鍵提出を拒否したメッセージングアプリ運営者に対するブロッキングを実行
タレコミ by hylom
hylom 曰く、
ユーザーのプライバシーを尊重していると評価されていたメッセージングアプリ「Telegram」が、ロシアから締め出されることになった。ロシア当局が同サービスの運営者に対しバックドアを要求したもの、運営側はこれを拒否。その結果、ロシア国内からTelegramが利用しているIPアドレスへのアクセスがブロックされる状況になったという(P2Pとかその辺のお話R、本の虫)。
ロシア当局はTelegramでやりとりされているメッセージを傍受するために暗号鍵の引き渡しを要求したが、Telegram側はこれを拒否。そのためロシア連邦通信局がロシア国内でTelegramをブロックする訴訟を起こし、裁判ではロシア連邦通信局側の主張が全面的に認められブロッキングが決定したという。この公判は前日に日程が決まり、またわずか18分間で終わったという。判決が出たあと、すぐに連邦通信局はISPに対しブロッキングを支持、ISP側はこれに従ったという。
TelegramのサービスはAmazonやGoogleの提供するインフラを使っており、百万件を超えるIPアドレスがブロック対象となっているようだ。
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