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テスラのオートパイロット死亡事故で、NTSBが予備調査結果を発表

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
https://www.ntsb.gov/investigations/AccidentReports/Pages/HWY18FH011-preliminary.aspx

3月23日に米国西海岸で発生したテスラ「モデルX」の死亡事故について、航空事故調査の経験が豊富な米国国家運輸安全委員会(NTSB)は調査を行い、予備調査結果を公開した。内容は最終のものではなく、原因や再発防止に向けた提言は公開されていない。この事故は、当時アップルの社員だった運転手がモデルXに乗って出勤中に、高速道路の本線と出口路線を分ける分離帯に正面衝突し、大型SUVであるモデルXは前方防火壁とダッシュボードを含む車体前方を失って炎上、運転手が死亡したもの。事故当時にはテスラの自動運転機能「オートパイロット」が作動していたことから、ソフトウェアの欠陥が疑われていた。

調査結果によれば車両は衝突の7秒前にコースを外れ始め、4秒前に先行車を見失った。3秒前には70.8mph(114km/h)まで急加速し、非常ブレーキも作動しないままに分離帯に衝突した。衝突により高電圧バッテリーは破損し、車体は床下から出火して炎上した。運転手は他車の乗員により助け出され、病院に搬送されたものの死亡した。

機械学習を使った自動運転ソフト「オートパイロット」を内製するテスラは当初、「運転手には繰り返し警告が与えられていた」「衝突の瞬間に運転手がハンドルを握った記録はなかった」などと主張していたが、問題の警告はオートパイロットを使い始めて数分以内に発されたもので、事故発生まで15分以上に渡って視覚・聴覚ともに警告は発されていなかったことが明らかになった。またハンドルを握っている様子も事故発生までの60秒間のうちでは計34秒間に渡って途切れながら記録されていたことも明らかになった。テスラのオートパイロットはパワーステアリングのトルク検出値をドライバー検出に転用しているが、このセンサーは手を検出するものとしては感度が不足で、手を正しく認識できないことが知られている。

テスラは内部資料やNTSBの非公開資料などを援用しながら、オートパイロットの操縦能力は低く、全責任は運転手が負うものだとして、死亡した運転手の無責任をブログやソーシャルメディアで繰り返し訴えていた。予備調査結果とテスラの主張に技術的な矛盾はないが、機構的には完全自動運転の機能を備えるとして販売されているオートパイロットを巡るテスラの行動には倫理的な問題が多く、米国世論の動向が注目される。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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