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医療

【がん検診 追跡調査の結果は?】 和歌山市のがん検診 中間期進行がんは9件

タレコミ by pongchang
pongchang 曰く、
検診と検診の間に見つかる癌を中間期癌という。

和歌山県や厚生労働省の研究班などは、平成24年度に和歌山市のがん検診を受けた延べ4万人余りのデータと、医療機関でがんと診断された人が登録する和歌山県の「がん登録データ」を照合して追跡調査を行いました。
その結果、検診で精密検査が「必要」とされ、2年以内に実際にがんが見つかったケースは139件だったことがわかりました。
一方、精密検査は「必要ない」とされたものの2年以内にがんが見つかったケースは66件で、ほとんどは初期のがんでしたが、このうち9件については進行したがんであったことなどから、検診でがんを発見できた可能性があったことがわかりました。
9件の内訳は、大腸がんで1件、肺がんで6件、それに乳がんで2件でした。NHKの記事・izaの記事

中間期の進行がんが4万人で9件は少なくて優秀と思う。
大腸がんのうち右側の上行結腸と左側から肛門に掛けては予後分子生物学的特徴、便潜血での発症率も腸閉塞などの症状の自覚も異なる。ウンチが水のようで擦れたりせず便潜血では右側の早期がんは見つからないが、かといって1000人に一件くらいある内視鏡の検査の事故(死亡は十万回に1件ほど)を課するのは全住民を対象とした検診では過大な負担になる
肺がんは線がんは倍の大きさ(doubling time)が200日ほどだが小細胞がんなどでは100日を切る。見つけられなかった3mmのものが線がんなら5mmそこそこで翌年引っかかっても、小細胞がんなら1年後2cm半から3cmに育っている。
J-SMARTは乳がんをマンモグラフィー(レントゲン単純撮影)だけ概ね3万6千人と、マンモと超音波の併用概ね3万6千人で、検診結果がどう変わるかを検討したもの。
乳腺ばかりで脂肪が少ないとがん組織が正常乳腺のなかに埋もれて見つけにくい高密度乳房では超音波のほうが乳がんを見つけやすくなる。
実際中間期癌はJ-SMARTではマンモ35件に対して併用18件とほぼ半減している。
だが念のため精査しましょうと言われた人はマンモ群は3153人8.8%に対して、併用群4647人12.6%になっている。17件の乳がんを拾い上げるのに1500人が侵襲のある検査も含めて余計な医療を受けている。
ゼロ信仰はニュースのネタだが、二次検診の侵襲性や医療事故の可能性とも天秤にかけて問う必要がある


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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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