欧米のギャンブル規制当局、ルートボックスに関する共同声明を発表

あるAnonymous Coward 曰く、

ビデオゲームのルートボックス問題に世界的な対策が取られる可能性が高まってきた。9月17日、欧州14カ国と米ワシントン州のギャンブル規制当局が調査委員会を設け、「賭博とゲームのぼやけた境界線に懸念[PDF]」と題した共同声明を発表した。調査委員会は「ギャンブルと、ビデオゲームなど他の形式のデジタルエンターテインメントとの、境界線の“ぼけ”によって引き起こされるリスクにますます関心が寄せられている」とし、ルートボックスやソーシャルカジノゲームなどに懸念を表明。オンラインギャンブルと類似した特性が見られると述べている。

Game*Sparkによるとルートボックスとは、ゲーム内のアイテムなどを少額の課金で購入できるマイクロトランザクションの一種。アイテムそのものではなく、アイテムの入った宝箱をユーザーに入手させる仕組みのことを指すという。ルートボックスについては、3月に米ゲーム審査団体が課金機能を持つ全ビデオゲームに利用注意ラベルを導入する方針を発表、4月にはオランダの規制当局が一部を賭博法違反と認定するなど、既に規制への動きが始まっているとしている（ねとらぼ、Game*Spark、Game*Sparkその2、Slashdot）。