ファイル消失問題を修正したWindows 10 バージョン1809の累積更新プログラムが提供開始 1
タレコミ by headless
headless 曰く、
Microsoftは9日、ユーザーファイル消失の問題を修正したWindows 10 Insider Preview ビルド17763.17(バージョン1809)をスローリングとリリースプレビューリングのユーザー向けに配信開始した。ただし、9日にはWindows 10 バージョン1809向け累積更新プログラム(KB4464330: OSビルド17763.55)の配信が始まっている。そのため、Insider Program参加の有無を問わずこちらがインストールされ、ビルド17763.17がインストールされることはないようだ(Windows Experience Blogの記事[1]、 [2])。
バージョン1809ではアップグレード時にユーザーのファイルが消失する問題が報告され、ロールアウトを一時中止している。これについてMicrosoftでは、「ドキュメント」など既知のユーザーフォルダーを別の場所にリダイレクトするKnown Folder Redirection(KFR)の仕様変更が原因だと説明する。バージョン1809ではKFRでパスを変更した元のフォルダーが空の場合に削除するよう変更された。しかし、他の変更と組み合わせられた結果、元のフォルダーが空でない場合にも削除される状況になっていたという。
例としては、KFRを使用して「ドキュメント」フォルダーなどを別のローカルフォルダーまたはOneDrive上のフォルダーへ移動した際にファイルを移動しなかった場合や、変更後に元の場所へファイルを保存した場合が挙げられている。また、古いバージョンのOneDriveクライアントで自動保存機能を有効にした場合は元のフォルダーの既存ファイルが移動されないため、同様の問題が発生する。現行版のOneDriveクライアントでは既存ファイルも自動で移動されるとのこと。バージョン1809はユーザーが手動で更新プログラムのチェックを実行した場合にのみ配信されていたため、実際にインストールされた台数はまだ少なく、この問題の影響を受けたユーザーはさらにその0.01%程度だという。
KB4464330では「システム再起動時に指定した日数を経過しているユーザープロファイルを削除する」グループポリシー(コンピューターの構成→管理用テンプレート→システム→ユーザープロファイル)のタイミング計算が正しく行われず、早期にユーザープロファイルが削除されてしまう可能性のある問題が修正されているが、ロールアウト一時中止の原因となった問題との関連については説明がない。
なお、Microsoftではバージョン1809へのアップグレードでファイル消失が発生したユーザーに対し、なるべくシステムを使用せずにMicrosoftのカスタマーサービスへ電話で連絡するよう呼びかけている。これについて、実際にカスタマーサービスへ連絡したRedditユーザーの報告によると、最初に対応するレベル1エージェントはシステムの復元ポイントからファイルの復元を試みるよう説明するだけなのだという。復元ポイントが作成されていない場合はレベル2エージェントに交代し、リモートから操作してバックアップが保存されていないかどうか探したり、ファイルシステム操作によるファイル復元を試みるとのこと。
このほか、バージョン1809ではライセンス認証が無効になる問題も一部で発生しているそうだ。
追記 (スコア:1)