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IPCCの報告書は気候変動の実影響度を考慮していない

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、温室効果ガスの排出ペースが現状のままなら早ければ2030年、遅くとも2050年までに地球の平均気温は産業革命前と比べて1.5度以上上昇する可能性が高いと報告した。世界の平均気温はすでに産業革命前から1℃上昇している。気温の上昇を1.5度前後にとどめるためには、世界の二酸化炭素排出量を2030年までに2010年比で45%削減し、2050年ごろまでには「実質ゼロ」とする必要があるという(AFPCNNナショジオ)。

しかし、このIPCCの報告書は、重要な部分が抜けているという指摘がある。気温の変化により、どのような環境変化が起こるかというリスクのフィードバックが足りないというのだ。具体的には北極海の氷の損失が指摘されている。北極海の氷は、今後15年間で完全に消滅する可能性があるという。仮に氷を失った場合、北極の温暖化が大幅に上昇し、永久凍土の崩壊が加速する。その結果、氷に閉じ込められていた二酸化炭素よりも温暖化への影響が30倍の超もあるメタンが解放されることになるだろう(BulletinSlashdot)。
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