Google、Android端末メーカーへのアプリ有料提供など、欧州での新ライセンスオプションを発表
タレコミ by headless
headless 曰く、
Googleは16日、欧州経済領域(EEA)におけるAndroid端末メーカーへのGoogleアプリ提供条件に追加する新たなオプションを発表した(The Keywordの記事)。
GoogleはGoogleアプリの提供条件がEUの独占禁止法に違反しているとして、欧州委員会から巨額の制裁金支払いを命じられている。Googleは以前からAndroidが競争を促進していると主張しており、欧州委員会の決定を不服として上訴している。
新たなオプションは欧州委員会が要求する提供条件変更に従ったものだ。まず、端末メーカーと結ぶ互換性規約を変更し、GoogleアプリをプリインストールしたいメーカーがEEA向けに非互換またはフォークしたスマートフォンやタブレットを製造できるようにする。
次に、端末メーカーはGoogle検索やChromeブラウザーとは別にGoogleアプリのライセンスを受けることが可能になる。Google検索とChromeのプリインストールは、他のGoogleアプリやAndroidの開発費用をまかない、無料提供を可能にするものだったが、EEAで販売する端末について有料のライセンスオプションが提供される。Androidが無料でオープンソースであることに変わりはないとのこと。
さらに、Google検索とChromeのライセンスを分離し、個別にライセンスを受けられるようになる。これまで通り、Google検索とChromeをプリインストールし、競合するアプリのプリインストールも可能なライセンス形態も引き続き選択可能だ。新しいライセンスオプションは10月29日から、EEAで新たに発売されるスマートフォンおよびタブレットで利用可能になる。
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