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バイオテック

外洋に棲むウミヘビの水分補給元、海水ではなく海面に浮かんだ雨水である可能性が浮上

タレコミ by yamajun88
yamajun88 曰く、
外洋に生息し、一生を海で過ごすセグロウミヘビが、海水ではなく海面に浮かんだ雨水から水分補給している可能性が浮上した (ナショナルジオグラフィック)。2 月 7 日、学術誌 PLOS ONE に発表された。

従来、セグロウミヘビは海水を飲み、余分な塩分を舌下の塩類腺から排出すると長年に渡って考えられていた。しかし、身体のサイズに対して塩類腺が小さすぎることが近年指摘され、その水分補給方法は謎となっていた。

フロリダ大学の生物学者であるリリーホワイト氏は、コスタリカで 99 匹のウミヘビを捕獲して実験室で真水を与える実験を行った。捕獲期間中にちょうど乾季が終了し、突然 5 日間に渡る豪雨が降った。豪雨の前に捕獲したウミヘビのうち 8 割が水を飲んだが、豪雨中に捕獲したウミヘビでは水を飲む割合が日を追うごとに下がり、最終的に 1 割の個体しか水を飲まなくなった。この結果は、降雨によって海面付近に塩分濃度の低い層が発生し、その水をウミヘビが補給しているという可能性を示唆している。

次の重要なステップは、ウミヘビが外洋で水を飲んでいるところを直接観察することだが、こうした場面に出会うのは極めて難しいという。

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