6種のマルウェアに感染した世界で最も危険なコンピューター、オークション入札額が120万ドルを超える
タレコミ by headless
headless 曰く、
6種のマルウェアに感染した世界で最も危険なコンピューター、という芸術作品「The Persistence of Chaos」がオークションにかけられており、入札額は120万ドルを超えている(オークションページ、 HackReadの記事、 Motherboardの記事)。
The Persistence of Chaosは中国のインターネットアーティスト郭偶東(Guo O Dong)氏の作品だ。米サイバーセキュリティ―企業Deep Instinctの協力により、ネットオークションが行われている。本体は10.2インチディスプレイ(WSVGA)を搭載したSamsungのネットブックNC10-14GB(2008年製)で、OSはWindows XP SP3。総額950億ドルの金銭的被害を出した6種のマルウェア「ILOVEYOU」「MyDoom」「SoBig」「WannaCry」「DarkTequila」「BlackEnergy」に感染しており、オークションページでは感染が広がらないようエアギャップ環境でのライブ中継が行われている。
現在はニューヨークで保管されているようだが、米国ではマルウェアを運用目的で販売することは違法となる。そのため、入札にあたっては芸術作品として、または学術目的での購入であり、マルウェア拡散が目的ではないことに合意する必要があるとのことだ。
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