英プロバイダ協会、Mozillaを「インターネットの敵」にノミネート
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
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イギリスのプロバイダの業界団体ISPA UKによって、2019年の「インターネットの英雄(ISPA Internet Hero)」賞と「インターネットの敵(ISPA Internet Villain)」賞の最終候補がそれぞれ3つ選出された。「英雄」候補はティム・バーナーズ=リー、アンドリュー・ファーガソン、デジタル・文化・メディア・スポーツ省のインターネットガバナンスチームで、「敵」候補がMozilla、EUの改正著作権法指令第13条、ドナルド・トランプ、と錚々たる顔ぶれになっている。
ISPA UKの発表によるとMozillaがノミネートされた理由は以下のようになっている。イギリスのフィルタリング義務とペアレンタル・コントロールを迂回するようなやり方でDNS-over-HTTPSを提案・導入し、インターネットの安全基準にダメージを与えているから
DNSとの通信を安全な経路で行うのは、利用者のプライバシーを確保しつつ中間者攻撃の芽を摘む恩恵がある一方で、スラドでも以前から指摘されていたように、やはり検閲する側に立つと異なった意見があるようである。
参考「FirefoxがDNS over HTTPなどをサポート、批判も」 https://it.srad.jp/story/18/08/09/051258/
ちなみに、DNS-over-HTTPSはFirefoxの初期設定でオフになっているが、機能自体は既に搭載されていて設定変更により利用できる。対応しているDNSもFireofoxの初期設定であるCloudflareの1.1.1.1の他、Googleの8.8.8.8やCleanBrowsingの覚えられないやつ等がある。
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