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ウォンバットがサイコロのように角ばった糞をする仕組みを解明した研究グループ、イグノーベル物理学賞を受賞

タレコミ by headless
headless 曰く、

ジョージア工科大学とタスマニア大学の研究グループが2019年のイグノーベル物理学賞を受賞した。授賞理由はウォンバットがサイコロのように角ばった糞をする仕組みの研究(The 2019 Winners授賞式動画)。

この研究はスラドでも昨年紹介しているが、研究グループは交通事故で死んだウォンバットの腸を取り出して内容物を調べたのち、内容物を取り除いた腸に長い風船を入れて膨らませるなどして腸壁の伸び率の違いにより糞が角ばった形になることを解明している。研究グループのPatricia Yang氏とDavid Hu氏は2015年にもイグノーベル物理学賞を受賞しており、今回が2回目の受賞だという。2015年の受賞理由は、哺乳類のほぼすべてが約21秒(±13秒)で膀胱を空にするという生物学的原則の検証、というものだ。

イグノーベル賞では日本の研究者が2007年以降毎年1名以上受賞しているが、今年は北海道医療大学の研究グループが化学賞を受賞した。授賞理由は典型的な5歳児が1日に分泌する唾液の総量の予測。この研究は1995年に発表されたもので、授賞式には35年前の被験者の1人だった研究者の息子も出席したとのこと。

このほかの各賞・授賞理由は以下の通り

  • 医学賞(イタリア・オランダ): ピザがイタリアで作られて食べられた場合、病気や死から守る力があるという証拠の収集
  • 医学教育賞(米国): 動物を訓練するクリッカートレーニング法による外科医の整形外科手術訓練
  • 生物学賞(シンガポール・中国・オーストラリア・ポーランド・米国・ブルガリア): 磁化したゴキブリの死体が生体と異なる振る舞いをすることの発見
  • 解剖学賞(フランス): 裸および着衣のフランスの郵便配達員における陰嚢温度の非対称性の測定
  • 工学賞(イラン): 人間の赤ん坊に使用するおむつ交換マシンの発明
  • 経済学賞(トルコ・オランダ・ドイツ): 危険な細菌を感染させる力が最も強い紙幣はどの国のものかを検証
  • 平和賞(英国・サウジアラビア・シンガポール・米国): かゆみを掻くことで与えられる快さの測定
  • 心理学賞(ドイツ): 口にペンをくわえることがその人を笑顔にし、その人をより幸せにすることの発見 ― およびそうではなかったことの発見
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