Windows 10の「メモ帳」アプリ、Microsoft Storeを通じたアップデート提供はいったん取りやめ
Microsoftは4日、Windows 10 Insider Preview ビルド19035(20H1)の提供開始とともに、現時点ではMicrosoft Storeを通じた「メモ帳」アプリのアップデートを一般提供しないことを発表した(Windows Experience Blogの記事、 BetaNewsの記事、 Neowinの記事、 The Registerの記事)。
Windows 10のメモ帳アプリは「Windows Notepad」として8月からMicrosoft Storeで提供されており、Windows 10 Insider Preview ビルド18943.0(20H1)以降で利用可能となっていた。Microsoftは当時、OSと切り離してMicrosoft Storeからアップデートできるようにすることで確認された問題点やユーザーからの要望へ柔軟に対応できると説明していたが、Insider Program参加者からのフィードバックを受けて不要と判断したようだ。
ビルド19035ではメモ帳アプリが従来のWin32版に戻っており、アンインストールもできなくなっている。なお、Microsoft StoreからWindows Notepadが削除されたとの報道も数多くみられるが、現時点では削除されていない。ただし、一つ前のビルド19033ではアンインストール後にMicrosoft Storeから再インストールできたが、ビルド19035にはインストールできない。
この変更に伴い、ビルド19035のメモ帳はタスクバーやスタートメニューのピン留めが解除されるため、再度ピン留めが必要となる。また、特定のファイルタイプで既定のアプリをメモ帳に設定していた場合、再設定が必要になるとのことだ。
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