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薬の臨床試験の信頼性がSNSの登場により低下

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
TwitterやFacebookといったソーシャルメディアの登場によって臨床試験の信頼性が下がりつつあるという。エクセター大学のデータ研究者であるニッコロ・テンビーニ氏とスペイン国立通信教育大学(UNED)の科学哲学者であるデビッド・テイラ氏は、ソーシャルメディア上で試験の参加者が自分の治療条件を明らかにし、他の患者グループと情報を交換してしまうことで、臨床試験の盲検性が失われる可能性があると主張している。

たとえば、同じ症状の患者でつながりあえるSNS「PatiensLikeMe」では、2011年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者が臨床試験の情報と結果を共有したため、臨床試験が十分に行われなかったとのこと。また、Facebookでは筋ジストロフィーやC型肝炎の臨床試験でも同様のケースが報告されているという。

テンビーニ氏とテイラ氏は、「統計学者が盲検化されていないデータを扱う新しい方法を見つけない限り、臨床試験からのエビデンスに依存する患者および処方医師の決定は、結果的に悪影響を受けることになります」と述べている。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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