冥王星にあるとみられる海は、初期段階から存在したのか？

あるAnonymous Coward 曰く、

冥王星には氷の下に海があるのでは推測されている。カリフォルニア大学サンタクルーズ校のCarver Bierson氏とFrancis Nimmo氏は、2015年7月に撮影されたNASAの無人探査機「ニュー・ホライズンズ」の観測データを元に、海王星の海が初期の頃から存在したのか、それとも後から形成されたのかを分析した。

結果としては、初期の冥王星内部にはすでに海があったと見られている。冥王星も他の惑星と同様、小さな天体が衝突と合体を繰り返すことで形成されたと推測。衝突時のエネルギーの一部は熱となり、氷を融かすものの、表面から熱が放射されていくにつれ天体の温度は下がっていく。

研究グループのシミュレーションでは、冥王星が3万年未満で形成された場合、内部の氷が融けて海が存在する可能性があるとしている（sorae）。