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マイクロソフト

Pro版WindowsでApacheを動かすとライセンス違反に

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
Apache Usersメイリングリストで、Windows XP ProfessionalのEULA (End User License Agreement)すなわち「使用許諾契約書」の一節:
お客様は、ファイルとプリンタの共有サービス、 インターネットの情報サービス、 およびリモートアクセス (接続の共有およびテレフォニー サービスを含みます) のためにのみ本ソフトウェアのサービスを利用するため、 最大 10 台 (以下 「最大接続数」といいます) のコンピュータまたはその他の電子デバイス (以下各々を「デバイス」といいます) から同時に本コンピュータに接続すること ができます。
の解釈をめぐって議論が続いていたが、その結論が出たようだ。

[Apache-Users 2303]での報告によると、 カスタマーインフォメーションセンターの回答は、 インターネット上の不特定多数に向けてサービスを提供するためには、

  • Windows 2000 Professionalでは、この目的に利用できる製品が 「インターネット インフォメーション サービス」に限られている。これは、付属 のIISの事を指す。
  • Windows XP Professionalでは、この目的に利用できる製品が 「インターネットの情報サービス」に限られている。これは、IISだけで はなく、他社製サーバーソフトウェア(Apache等)を含む。
のだという。 つまり、Pro版のWindows 2000で不特定多数向けのサーバを動かすには、 IISしか使ってはいけない。 どういうわけか、XPの場合には他社製のサーバを使ってもよいのだそうだが、 その場合も、
  • 11台以上の接続があったとき、ライセンス違反となる。
のだという。この回答は、 カスタマーインフォメーションセンターだけでなく、 MSDNスポットサポートセンターの回答も含めたマイクロソフト社の公式見解なのだそうだ。

しかしこの話、日本語版EULAの誤訳が絡んでいるように思われる。 英語版EULAではこの部分は次のように書かれている。

You may permit a maximum of ten (10) computers or other electronic devices (each a "Device") to connect to the Workstation Computer to utilize the services of the Product solely for File and Print services, Internet Information Services, and remote access (including connection sharing and telephony services).
「インターネットの情報サービス」の原文は 「Internet Information Services」であり、 キャピタライズされていることから、 IISという特定の製品を指すのは明らかであり、 「インターネットの情報サービス」が誤訳であるのは明白だ。 Windows 2000の使用許諾契約書では、 「インターネット インフォメーション サービス」と訳されており、 この翻訳の違いが上の他社製サーバを使ってよいかどうかを左右している。

もう1つは「solely for」の部分の翻訳。日本語版では、「のためにのみ」 となっているが、それがどこに掛かるのかが不明確だ。 原文の意味は、 File and PrintサービスとIISとリモートアクセスに関してだけ、 10台に限定されると言っているのではなかろうか。

他社製のサーバを動かしてはならないのでは、 P2Pソフトも動かすことができない。 そもそも、そんなふうに、自由にソフトウェアを動かしていけないものが、 Operating Systemと言えるのだろうか。

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