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米オークリッジ国立研のスパコン解析で、COVID-19の「ブラジキニン仮説」検証が進む 3

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
米国のオークリッジ国立研究所の研究チームから、スーパーコンピュータ「サミット」を使用して行った研究で、体内に進入したSARS-CoV-2ウイルスが人体の「レニン・アンジオテンシン(RAS)系」と呼ばれる系統を制御して「ブラジキニン」と呼ばれる物質を作らせ、様々な症状を引き起こす様子をモデル化した論文が発表された。Gado Imagesの創設者Thomas Smith氏が解説している。

解説によればSARS-CoV-2は従来言われていた「サイトカイン・ストーム」ではなく「ブラジキニン・ストーム」と呼ぶべき状況を起こし、血管透過性を引き上げて肺に体液を流し、ヒアルロン酸の産生を引き上げ、体液を吸い込んだヒアルロン酸がゲル状の物質となって肺胞を覆ってしまうため、感染者の呼吸が妨げられるという。また、心臓の症状、倦怠感や発作といった脳の症状も、ブラジキニンによる血管拡張や脳血液関門へのダメージで説明でき、RAS系の遺伝子の配置から重症率の性差も説明できるという。

一般にヒアルロン酸の産生を抑える効果がある物質としては、例えばある種の胆のうの疾患の治療薬が存在するという。このブラジキニン仮説はまだ検証中の段階だが、COVID-19の更なる理解や新しい治療法、治療薬の開発に繋がることが期待される。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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