COVID-19様の症状による外来受診者、直近14日間にレストランで食事した陽性者は陰性者の2倍という米CDC調査結果
米疾病予防センター(CDC)が11日に公開した週次報告書「Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)」によると、COVID-19様の症状で外来を受診してPCR検査を受けた人のうち、直近14日間にレストランで食事をした陽性者の数は陰性者のおよそ2倍におよぶそうだ(報告書、 SlashGearの記事)。
これまでのSARS-CoV-2感染経路に関する調査は陽性者を中心に行われており、陰性者を対照群とした調査は少ない。7月に行われた今回の調査は全米11の医療施設の外来受診者のうち、COVID-19様の症状が出て初めてPCR検査を受けた陽性者154人と陰性者160人を対象に、14日以内の接触履歴やマスク着用の有無などを聞き取り調査している。
感染者との濃厚接触が確認されている陽性者は65人、陰性者は23人と大きな差(P値0.01未満)がついているが、買い物やサロン・ジム・公共交通機関などの利用といったコミュニティ接触履歴で有意差に達したのはレストランでの食事のみ(P値0.01)。症状が現れる14日以内に少なくとも1回はレストランの店内で食事したという陽性者は63人、陰性者は44人であり、調整後オッズ比は2.4(95%信頼空間1.5~3.8)となっている。ここから濃厚接触歴のある人を除いた場合の調整後オッズ比は2.8(95%信頼空間1.9~4.3)となる。また、バーやコーヒーショップ店内での飲食者は計21人と少い(P値0.22)が、調整後オッズ比は3.9(95%信頼空間1.5~10.1)におよぶ。
陽性者・陰性者ともに症状が出る14日以内に常時マスクをしていたという回答が70%を超えているのに対し、店内を見まわしてマスク着用や安全な距離の維持といった対策が行われていたという回答はレストラン利用者で計48人、バー・コーヒーショップで計8人といずれも半数以下となっている。実際のところマスクを着用したままでは飲食できないため、店内での飲食を重要なSARS-CoV-2感染リスク要素とみなし、客や従業員、コミュニティーを守るための対策を行うべきとのことだ。
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