魚にもプリオン
タレコミ by y_tambe
y_tambe 曰く、
Nature Science Updateによると、ドイツKonstanz大の研究グループが、トラフグ(Takifugu rubripes)にも、ほ乳類の正常プリオン蛋白質に相当するものが存在することを見出し、 Trends in Genetics 誌に発表したそうだ(Abstract)
ヒトを含む哺乳動物の多くは「正常プリオン蛋白質」と呼ばれるものを少量作り出しており、これ自身は無害だとされるがその本来の機能はまだよく判っていない。しかしこの正常プリオン蛋白質は、外からやってきた異常プリオン蛋白質と接触すると、自らも立体構造変化を起こして異常型となり、このことがヒトの変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)などの発症原因であると考えられている。
我が国でも社会的現象になったウシ海綿状脳症(BSE)では種の壁を超えてウシからヒトに伝達する可能性が大きな問題であった。
今回新たに発見されたこの「フグのプリオン」だが、元記事によるとなどはまだ不明である模様。蛋白の構造からはヒトの異常プリオン病の原因になる可能性は極めて低いそうだが、今後の研究の進展が待たれるところだ。
- フグの正常プリオンも異常プリオンによって異常化するのか。
- 異常プリオンの蓄積が、フグに対して神経疾患を起こすのか。
- フグの異常プリオン蛋白が種の壁を超えて伝達するのか。