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医療

米国で正式承認されたコミナティ、ブランド名が読みにくいと SNS や米メディアで不評を買う

タレコミ by caret
caret 曰く、
先日、米食品医薬品局 (FDA) にて正式承認されたファイザー — バイオンテック COVID-19 ワクチンだが、正式承認に伴い、米国でブランド名 "Comirnaty" (koe-mir’-na-tee, コミューナティー。日本での販売名は『コミナティ筋注』) でのマーケティングが可能となった。それに伴って、多くの米国人が "Comirnaty" のブランド名を知ることになったが、読みにくく、滑稽なネーミングであると SNS や米メディアで不評を買っている(テレ朝news, 中央日報CNN, The Washington Post)。

ファイザーのプレスリリースには、コミナティというブランド名の由来が以下の通り記載されている :

コミナティ(英名:COMIRNATY)という製品名は、COVID-19、mRNA、コミュニティ(community)、免疫(immunity)という用語を組み合わせたもので、パンデミックにおいて、過去にない世界的な協業によって安全性を最優先に科学的な厳格さと効率性をもって開発されたmRNAワクチンであることを表しています。

FiercePharma の記事によると、コミナティのブランディングは Brand Institute の手によるもので、そのほかに Covuity, RnaxCovi, Kovimerna, RNXtract という名称が候補リストにあったそうだ。

モデルナ COVID-19 ワクチンは米国でまだ正式承認されていないため、ブランド名が与えられていないが、EU では欧州医薬品庁 (EMA) が 1 月に条件付き承認済みで、 "Spikevax" (スパイクバックス) というブランド名が 6 月に与えられている。FiercePharma の記事によれば、スパイクバックスもコミナティと同じく Brand Institute によりブランド名が開発された。なお、日本での販売名は『COVID−19ワクチンモデルナ筋注』となっている。
このブランド名について、Brand Institute のオペレーション & コミュニケーション担当プレジデントであるスコット・ピエルグロッシは、「2 音節に vax という接尾語がつくことで、製薬・ワクチン業界のブランディングの観点からは大きな勝利だと考えられる」と述べている。

オックスフォード — アストラゼネカ COVID-19 ワクチンは EU で "Vaxzevria" のブランド名が 3 月に与えられており、日本での販売名も『バキスゼブリア筋注』だ。こちらも Brand Institute による命名となっている。このブランド名の由来についてはアストラゼネカは明らかにしていない。

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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