FreeBSD 5-STABLE のロードマップ
FreeBSDの開発チームの Scott Longが FreeBSD 5-STABLEのロードマップを 関係者に出したメールの中で示している。 その中で彼は、1月にリリースしたFreeBSD 5.0における SMP、カーネルロックダウン、性能、ネットワークドライバの安定性、ACPIその他多くの 改良点を列挙している。そして今年いっぱいの予定について述べている。彼のメールから引用する。 FreeBSD 5-CUURENTの開発は3年前から始まった。最近のリリースにより、 GEOMブロックレイアー、強制アクセス制御、ACPI、sparc64とia64のサポート、 また、UFSスナップショット、バックグラウンドfsck、inodeの64ビット化が 実現され、デスクトップOSとしても業務用OSとしても魅力的なものになっている。 しかし、まだ不完全である。粒度の高いカーネル内ロックやプリエンプションは 実現したが、まだやるべきことが多い。スケジュール活性化機能として、 KSE(Kernel Schedulable Entities)での作業が進行中であり、まだ問題点が多い。 FreeBSD 4.xと比べて性能が落ちたが、これを回復させ、向上させる必要がある。 現在の状況は、3.xの時代と似ている。3.0や3.1は非常に不安定であった。 にもかかわらず、ソースレポジトリでRELENG_3ブランチが作成されたため、 HEADでの修正がRELENG_3に反映され難かったのである。 そのため、2.2.8が長い間製品レベル品質版として利用されたのである。 5.xではこのようなことは避けたい。RELENG_5ブランチは製品レベルの品質に 達してからにしたいと考えている。 リリース時期の選択は2つある。 1つは、6月末のKSEとSMPngの仕様凍結を待ってRELENG_5をブランチし、 9月1日に5.1を出すスケジュール案である。 もう1つは、6月2日に5.1を出して6月末の仕様凍結を待ち、RELENG_5を ブランチし、9月末に5.2を出すという案である。 彼は後者の方が望ましい と考えているようだ。 まあ、どちらにしても5.xが安心して使えるのは9月頃のようであり、 それまでは不安定になっても影響のないサーバに実験的に使っていくべきだと思う。