90の日記: 人間の動作クロックは33Hzという話、発話は実効39bpsという話 2
[CEDEC]脳の動作クロックは33Hz? 人間のスペックに適合させたゲームの遅延対策とは
それによると,脳はクロック同期型のシングルスレッド処理で,動作クロックは25~33.3Hz相当になるという。MHzでもGHzでもKHzでもないHzだ。なお,これは個人差や多少の揺らぎがあるものの,残念ながら鍛えても速くならない要素だそうだ。
ポーリングのサンプリング分解能が30-40msとした上で突っ込んでいく話。30fps以上は知覚できないという話ではない(60fpsはコスパがいいという話ではある)。
Human speech may have a universal transmission rate: 39 bits per second
We show here, using quantitative methods on a large cross-linguistic corpus of 17 languages, that the coupling between language-level (information per syllable) and speaker-level (speech rate) properties results in languages encoding similar information rates (~39 bits/s) despite wide differences in each property individually: Languages are more similar in information rates than in Shannon information or speech rate.
喋らせてシャノン情報量で正規化すると39bpsに落ち着くという話。
結構ショックだなー……
ハードウェア的には同期回路ではなく非同期回路では? (スコア:1)
でもあえて同期回路としてのアナロジーを持ってくるなら、クロックはもう少し早くて100~200Hzで、10~20段のパイプライン処理(NOPばっかり流れてる)かと思ってる。
ええっと、別の言い方をすると、時間分解能はクロック33Hzよりは細かいが、レイテンシーが長い感じ。
Re:ハードウェア的には同期回路ではなく非同期回路では? (スコア:1)
リンク先ページのタイトルが33Hzなんて書いてますが、講演内容には33Hzとはどこにも出てないですね。非同期処理というのが大前提。
でも、あえて同期回路としてのアナロジーを持ってきても、人間の処理応答としてはクロック30Hzぐらいだという話ですよ。
30msより短い間隔でもの二つの刺激を「二つの刺激があった」と知覚はできる(音声なら最短2ms)が、
30msより長い間隔での2つの刺激は、処理を分ける(それぞれ別の反応をする)ことができるが、
30msより短い間隔での2つの刺激は、まとめて1つのデータとして反応応答処理される
ということで、反応応答処理の最小単位が30~40msという話。