90の日記: Uber ATGのNTSB報告書が出たとか諸々
https://news.yahoo.co.jp/byline/kazuhirotaira/20191108-00149956/
https://www.wired.com/story/ubers-self-driving-car-didnt-know-pedestrians-could-jaywalk/
https://9to5google.com/2019/11/07/waymo-tech-uber/
報告書は読んでないけど、報道を流し見する限りでは、センサー入力をまずNNで分類して、分類結果に応じて行動予測を立てたり無視したりしていたという雰囲気。時間軸に一貫性がなくてバタバタ暴れるのが当たり前のNNによる分類が大上段に来てしまうというのは、技術水準的な意味では理解できるけどもハンドルから手が離せない感じでもある。
被害者は横断歩道のない車道を自転車を押しながら横断しており、横断歩行者の検出は横断歩道が見えている/横断歩道の周辺にいる時のみ行う仕様だったために、判断が「その他」「路上駐車」「自転車」と二転三転して移動履歴も行動予測も付かず、VIPデモのための感度落としと警告発出の1秒ディレイ(なぜ???)が組み合わさって衝突が不可避になり、そもそも監視役が携帯でHulu見てたというダメ押しが入ってノーブレーキ全力轢死に終わったもよう。
同時期のWaymoは「車が『ようわからんが進めん』と困って送ってきたデータを見たら、車椅子のおばちゃんがあひるの親子を先導して路上で回っていた」という話を自慢していた覚えがあるので、技術水準に開きがある印象。ただLIDARを無条件に信頼すればあひるの親子を検出できるというものでもないし、ボクセルの塊にトラックナンバーを付けるようなデザインをするのだろうか。
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