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A7Mの日記: 「海上護衛戦」読了

日記 by A7M
以前から読みたいと思っていたけど、なかなか入手できなかった「海上護衛戦」を読了。

著者である大井篤さんは海上護衛に関する分野のエキスパートであり、この本は著者の立場から見た太平洋戦争の記録である。 なかでも、大戦半ばから日本の輸送船がアメリカの潜水艦に片っ端に沈められていく記録が淡々とつづられていくのは、その記述が簡潔であるが故に、正直、鬱が入る。

太平洋戦争の相手は言うまでもなく、アメリカをはじめとする連合国であるが、著者ら護衛総司令部の敵は連合国だけでなく、皮肉にも味方でなければならない連合艦隊も相手にしなければならなく、その苦労も記述されている。

なぜ、連合艦隊が敵なのか、艦船を動かすために必要な石油をはじめとする資源の入手が困難になりつつあるのに、派手な艦隊決戦(=自らのアイデンティティ)に固執するあまり、現実を忘れたふりをしている。(もしかしたら、本当に判っていないのかもしれない。)
それ故、護衛のための艦船が不足し、日本本土に資源が入らない悪循環に陥っている。そして、いたずらに資源を浪費し、その最たる愚行が「殴り込み決戦」であるレイテ沖海戦と「大和」の水上特攻であると著者は記している。

おいらの周りにも自分の取るに足らないプライドに固執するあまり、周辺の人間に迷惑をかけるやつがいるけど、これって、日本人の悪癖じゃないかと考えさせられる。

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