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ADの日記: 過渡期にある天国

日記 by AD

私は思う。未来のWebはどうなっているだろうか、と。私の思うWebは実現するだろうか。そもそも私はどんなWebを夢見ているのだろうか。

  • 1: ファイルフォーマットが標準化され、実用域でも標準が優勢になり、ユーザスタイルシートが当たり前になる未来。
  • 2: ファイルフォーマットが標準化され、実用域でも標準が優勢になるが、ユーザスタイルシートは大多数には至らない未来。
  • 3: ファイルフォーマットが標準化されるが、実用域では混沌としている未来

1番目と2番目のWebの未来像は、私が思う成功したWebの未来といえると思う。3番目の未来のWeb像は現在と大差なく、実現して欲しい未来ではない。

仮に、一番目のWebの未来像が実現してしまうのなら、現在からそれが実現するまでの過渡期の間は、ある種類の人間にとって天国であろう。一番目の未来像が実現するということは、ファイルフォーマットとしての意味の統一がある程度十分であるため、ユーザスタイルが活躍できる環境になることを意味する。それは同時に製作者スタイルの利用率の低下を招くだろう。

Webサイトは自らの思想的・視覚的・芸術的表現の場であると考えている製作者にとって、自らのWebページの製作者スタイルの構築は楽しい作業であると思う。多くのWebページの製作者は、自分の創作物が人に利用されることを嬉しい事だと感じる。しかし未来では、製作者の努力の結晶である製作者スタイルはあまり利用されないかもしれない。そうなれば、視覚的表現や芸術的表現はページメディアではなくコンテンツで表現していくこととなるだろう。

「映像、文章、構成、Webサイトを構築するあらゆる要素が私の一つの作品です。」と思っている人間にとっては、ユーザスタイルの完全な普及はあまり快くないかもしれない。過渡期にある現在という環境でWebを経験できることは、実はとても幸せなことなのかもしれない。

もっとも、私が予想する限りはかなり長い期間、ユーザスタイルはフォントの指定などをする程度が主流になると思う。理由は、Webページの製作者スタイルを見て楽しむということが好きな人間も多いと思われるためである。

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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