ADの日記: 正義
日記 by
AD
世の中には正義という言葉に過剰反応する人間がいる。ある人は、「正義学でも学んで来い!」「虫唾が走る!」などといった。正義は観測者によるものであり、ある空間で同時に複数の正義が存在しうる。正義の否定もまた、正義と呼ばないだけの「己の信念」に拠っていることは明らかだ。正義学という霧に隠したところで、正義という言葉を使うなという根拠にはならない。「虫唾が走る」などの定型句による単純な感情否定など、何の根拠になるだろうか。
正義は常に主張の中に存在し、ある主張は観測者が違えば悪になる。正義の主張は、同時に悪を孕む。故に正義は悪でもあるのだけれども、正義という言葉自体を否定することには、なんら意味がない。ある主張が悪性であることの根拠を述べなければ、主張の否定にはならず、単なる言葉狩りになる。
自戒を含むが、ある言葉を否定しながら己がその言葉に囚われるているのは、実に滑稽だと思う。──自称、学のある人間(哲学専行)がそういうことを言うのだから、ゲンナリとしか言いようがなかったのだが。
最近の哲学は、弁証法とか修辞法とかは扱わないのでしょうか。
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