ADの日記: AX8 3rd Eye
この度は内臓…もとい、PCの内蔵パーツの構成を変えたのだが、今回買ったマザーボート、Abit AX8-3rd Eye について、幾つか書いておく。
説明書は日本語で書かれている。自作暦の長い人間であれば英語からでもジャンパピンの構成などを読み取れるであろうが、日本語で書かれているというのは自作初心者にとっては大きなアドバンテージの一つになるかもしれない。まぁ、アルファベットの羅列を目にすると抵抗感を覚える人にも日本語で書かれていたほうが良いかもしれない。
Abit AX8-3rd Eyeは、同社のAX8のマイナーチェンジ版だ。AX8からの変更点としては大きく以下の4点だ。
- IEEE1394コネクタの追加
- S/PDIF の In / Out コネクタの追加
- μGuruテクノロジ用の小型モニタの付属(μRuruClock )
- μGuru小型モニタ専用背面ブランケットの付属
上記のとおり、AX8 から AX8-3rd Eye の変更点は、一部の機能追加のためのマイナーチェンジだと考えられる。見た目上は基盤構成が大きく変わったなどということはないようだ。ほとんどの部品レイアウトがAX8と同じであり、ヒートシンク絡みの物理的干渉もAX8の情報をそのまま信用しても問題ないだろう。
何世代か前のATXマザーと比較すれば、AX8-3rd Eye はセキュリティー機能に優れている。しかし、その機能ゆえに特定の構成でドツボに嵌る恐れがある。
今回、私はサイズ社製の忍者-SCNJ-1000というファンレス仕様にもできるヒートシンクを用いたのだが、このヒートシンクには12cmファン用の固定金具しかついてこない。そのため、通常は12cmファンを用いるわけだが、電源コネクタとの兼ね合いでマザー側が12cmファンをCPUファンという形で認識しない場合がある。従来のマザーであれば、CPUファンが無くても温度さえ問題なければ特に何も警告してこないものが多かったが、AX8シリーズのBIOSデフォルトの設定だとCPUファンの回転数が一定値以下であると起動を自動的にキャンセルされるようだ。
とりあえず、この現象を回避するには次の操作を行なう必要がある。
- BIOSメニューの [μGuru Utility] を開く。
- [μGuru Utility] で→キーを1回押し、[Abit EQ]を開く。
- [Abit EQ] から [Fan Speed Monitoring] を選択し開く。
- 「*」によってチェックされている [CPU Temperature] を選択し、Spaceキーを押してチェックを解除する。
- F10キーを押し、変更を保存してBIOSメニューを閉じる。
CPUファンレス仕様、もしくはCPUファンのコネクタを利用しない場合は、事前に上記の操作を行なわないと起動しない。その場合はビープを一定間隔で鳴らして警告される。BIOSを設定するために余っているCPUファンを仮に繋いでやると起動するので、慌てる必要は無い。
AX8 3rd Eyeに付属されているμGuru小型モニタは、デジタル時計のような外観で、温度やら電圧やらを表示している。おまけ程度に時刻も表示されているので専用の時計だと言っても嘘ではない。名前も μRuruClock らしい。
ハードウェア面で個人的に気になるのがPCIスロットの数だ。AX8 3rd Eyeには、PCIスロットが2スロットしかない。従来の、何世代か前のATXマザーでは4スロットが平均的なPCIスロットの数であったが、最近はPCI-Eとの兼ね合いのためか、PCIスロットが少ないものが多いようだ。
PCIの歴史が長いためか、またはPCI-Eの歴史が浅いためか、現時点では何かの機能を追加したい場合に消費するのは、結局PCIスロットであることが多いと思う。さらに、AX8-3rd Eye に3スロットも実装されているPCI-E X1のスロットにさすものが全く無いという現状がいただけない。ちょうど混在する時期にあるのはわかるのだが……、ね。
AX8-3rd Eyeは、SLIテクノロジを利用せず、マザー搭載のチップセットの発熱を気にするミドルユーザにとって、有力な一つの選択肢であると思う。ケースとファンさえ問題ないなら、nForce4系列のマザーと比較して高い静穏性を発揮できるだろう。まぁ、大雑把にある程度の機能が備わっていてチップファンなし。コンデンサの信頼性、ケーブル類の接続位置、などなどを考慮すると良いマザーではあるまいか。 BIOSの初期設定を除いて。(なぜ、そうしたか理由はなんとなく理解できるけど。)
不具合、いちゃもん、不良などが感じられたら、また書くけど。
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