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NASA

AnamesonCraftの日記: ボーイング社の新型宇宙船CST-100の名前が「スターライナー」に決まる

日記 by AnamesonCraft
(sorae.jpの記事)
 米ボーイング社は9月4日、開発中の宇宙船CST-100を「スターライナー」(Starliner)と命名すると発表した。また、ケネディ宇宙センターにある同機の組み立てや整備および打ち上げ準備を行う施設も公開して、2017年に予定している宇宙飛行士を乗せた初飛行に向けて準備が進んでいる様子をアピールした。

 米航空宇宙局(NASA)は国際宇宙ステーション(ISS)のような地球低軌道への宇宙飛行士の輸送を民間企業の手にゆだねるという路線をとっており、その中でドラゴン宇宙船を開発しているスペースX社とボーイング社の2社が、新しい宇宙船の開発にあたっている。

 スターライナーはカプセル形の宇宙船で、最大で7人の宇宙飛行士が乗ることができ、またISSへ飛行では最大4人を輸送することができる。打ち上げには、ロッキード・マーティン社が製造し、ボーイング社と共同で運用している「アトラスV」ロケットが使われる。

 現在のところ、スターライナーは2017年2月に緊急脱出システムの試験を、同年4月に無人での試験飛行を行い、そして同年12月に、宇宙飛行士を乗せた初飛行に臨むことになっている。またすでに、ことし5月27日には、NASAからISSへの宇宙飛行士の商業輸送契約を受注している。

 米国は現在、ISSへの宇宙飛行士の輸送を、ロシアのソユーズ宇宙船に依存しているが、スターライナーと、スペースX社の「ドラゴンV2」宇宙船の運用が始まれば、この依存から抜け出すことができる。さらに、ソユーズは3人乗りであるため、通常ISSは3人から6人体制で運用されているが、スターライナーやドラゴンV2の運用が始まれば、7人体制での運用ができるようになる。
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