Anonymous Coworkerの日記: 銀河鉄道の夜に
あの名著「銀河鉄道の夜」の構想を練ったとも言われる国立天文台水沢観測所の解体作業が延期されたそうな。いい話ですね。
http://www.asahi.com/national/update/1224/TKY200512240281.html/
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」であるが、これには初期稿と言われるプロトタイプがいくつか存在するのをご存知だろうか。筑摩文庫だったか失念してしまったのであるが、その初期原稿も収めた宮沢賢治全集が単行本サイズで出ているので気になる方はどうぞ。初期稿は全く別モノといってよいもので、アインシュタインの光理論を彷彿とさせる「博士の実験」のエピソードがあったりして、これはこれで賢治の推敲の過程が分かって非常に興味深い。もう十年以上も前のことなので殆ど忘れてしまったなぁ。と思って検索。出てきた出てきた。web万歳。
→銀河鉄道の夜・原稿の変遷
あと、「銀河鉄道の夜」を語る上で、欠かせないのが85年に公開された劇場用アニメであろう。そう、あの赤い猫と青い猫が出てくるやつである。もちろん原作にはジョバンニやカンパネルラがネコだなんてこれっぽっちも書いてないんだけど、もはやネコ以外は考えられないぐらいに、このアニメは完成度が高い。amazon.comでDVDで入手できるので見たことない方には強くおススメです。
このアニメのサントラは、YMOのリーダーであった細野晴臣氏が作成している。小生はもちろんこのCDは持っているが、これは細野氏のセンスの良さ・思い入れを強く感じさせる出来。どの曲にもホノ暗い湿度が感じられ、その按配は絶妙の一言に尽きる。
不思議な縁というべきか、細野氏に関してであるが、銀河鉄道の夜にはタイタニック号のエピソードが出てくるのは周知であろう。で、この豪華客船は、確か賢治が16歳のときに海底に沈んだわけであるが、このタイタニック号に唯一乗船していた日本人がいたのだけれども、何を隠そう、この人の名前は「細野正文」氏、細野晴臣氏のおじいちゃんである。これに関してはwikipediaに詳しい。
→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF/
上にちょっとアインシュタインのことに触れたが、アインシュタインが来日したのは1922年、賢治が25-6の頃である。銀河鉄道の夜は四次元空間が舞台であるが、彼がアインシュタインのことを意識していたかどうかは定かではないが、その辺りを調べてみるのも面白いかもしれない。
まとめ:宮沢賢治は詩人である
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