BAKの日記: 堅い設計 2
結局,VR4181A 板の「シリアルがおかしい」という件は,RS-232C のレベルコンバータの DC-DC コンバータ部のコンデンサが未実装になっていた,というオチ. 「シリアルのスピードがでない」と頑張っていた,発注元のファーム担当者はご苦労,なのである.
で,まずは NIC,と頑張って,昨日やっと動いたのであったのであった.
この板,すごく困るのは,「回路設計が甘い」ということ. 例えば,発振器の *ENABLE ピンなんかを GPIO で制御するようになってたりするのだが,このピンのレベルが電源投入直後は不定となる.
こういうのは,何かとトラブルの元である. 外からのノイズに弱くなるし,変に信号が暴れて石が変なモードに入ってしまう,ということもあるかもしれぬ. 石がバスにアクセスするようなモードになっちゃったりすると,ブートすらしない.
このことについて発注元の会社の回路設計の人と電話で話したのだが,「そういうポリシーで設計しています」とのこと. 目がテン. どういうポリシーじゃい. まぁ,立ち上がった直後にソフトで初期化してやればレベルは定まるはず,とのことであるが.
心あたりがあるとすれば,この板の企画,である. バッテリ駆動を考慮しているらしい. このためにプルアップ・プルダウンをけちってるのかしら,とも思えないでもない.
が,回路の修正箇所を見ている限りでは「VR シリーズは初体験」という感じのミスが多々ある. もちろん修正はされているのだが. もし省電力の意図だとしたら,パターンは作っておいて,開発時は実装し,後から未実装にすることを考える,ということもできるようにも思う. 初体験なら初体験らしく堅く設計すべきだと思うんだとなぁ.
で,私にとって困るのは,ドキュメントがシステムレベルの企画書と回路図しかない,ということ. 板レベルでの仕様書はないか,という問い合わせには「これから書くところだ」というお返事が返ってきた. これも目がテン. 仕様書もない,ということは,回路図レベルではマトモにレビューしてないな.きっと.
で,企画書は,今の段階では「ホラ」のレベルなのでほとんど意味がない. というわけで,回路図を読んでドライバを移植することになる.
で,回路がそういう回路なので,「動か~ん,どこが悪いんだ」というときにどうしてもハードの方を疑ってしまう. シリアルのチョンボがあったので,余計疑ってしまう. こうなると,どうにもこうにも作業が進まないのである.
しかし,この回路図すら発注元は最初は出すのを渋っていたのだ. 板の現物から念力で回路をたどってドライバを書け,っちゅうんかい. 残念ながら私は PCB の内層を覗ける透視能力は持ち合わせていないのである.
と,愚痴・文句モードなのでした.
このまえ売りにきたのは (スコア:1)
値段がいまいちだったのだけどね。
VR のこなれ具合も不安。
最近どうですか?
Re:このまえ売りにきたのは (スコア:1)
とある会社からの開発請負なので,ボード自体は発注元会社ブランドになるのかな. 企画書を見る限りでは FA 向けのようです.
VR4181A 自体はこの手の石としては結構いい方ではないか,と思います. 今のところ致命的なエラッタはないようですし. まぁ,石の仕様自体が…というのはありますが.