Bill Hatesの日記： Canon スピードライト 188Aという骨董外部ストロボ

カメラのキタムラの「壊れてても下取り」に出すジャンクカメラをハードオフに探しに行ったら表題のストロボのジャンク税込324円というのがあった。
ジャンクカメラはカシオのQV-10だったかが108円というのしかなかった。
元祖デジカメ的商品だっけと思ったら液漏れで電池の接点が腐ってたので躊躇なく下取り、でなぜか1,892円の差益になる不思議。

ストロボの話に戻ると、持ち帰って電池を入れただけではチャージの音がしない。
とりあえず分解するかーと取り掛かったもののなぜか1ヶ所爪が外れない。どうせジャンクだからと無理やり引っ剥がした。シールの下にビスがあったのに気づくのは当該箇所を粉砕した後だった。

そこで再度電源を入れるとなぜかチャージの音がして発光したので組み立て直し、と思ったら細い線が切れては半田付け切れては半田付け切れてはその線はもう太いのに取っ替えと虚しい行為の後に一応組み上げられて発光するようになった。

どういう商品だったんだろうかと検索すると価格コムにCANON EOS Kiss デジタル Xでは使えないというトンチンカンな回答が。

通常の接点の他にキヤノン用っぽい接点が2つもあるのに使えないってなんなの？あなたの脳内ではTTL調光できないとダメなの？って感じで試してみた。
広角ズームのフードの上から35mm換算17.6mmの範囲をしっかりカバーするし、日中日陰でマニュアル露出でマニュアル発光させたらちゃんと補ってくれるし立派に約立つ。
電源も単三電池4本なのでチャージもそこそこ速いし撮影枚数も結構いけそうだし、カメラ本体のバッテリーの消耗はそんなに気にしなくて済む。
ボディがキヤノン EOS Kiss X7とX9というエントリーモデルでシンクロ可能なシャッター速度は1/200秒が上限らしいけど、上位機種がもっと速いシャッターを切れるなら活躍の場はもっと広いと思われる。
キヤノン用接点のおかげか、ストロボの電源を入れないで1/320秒とかにマニュアルで設定していてもストロボの電源を入れると強制的に1/200秒に変更されてシンクロしてくれる。

こんなに使えるのに何が使えないんだろうと他のページを見たらこんな骨董品に2,000円とかの値段が付いてたりする。さすがにそれはいくらなんでも高すぎだと思う。
せいぜいテスト時発光しましたジャンク540円が上限じゃないだろうか、って今更どうでもいいか。