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スポーツ

Bill Hatesの日記: 2020年東京オリンピックのマラソンおよび競歩の開催地が札幌に変更か? 231

日記 by Bill Hates

来年2020年に開催される東京オリンピックでは競技に猛暑が懸念され、「打ち水」や「かぶる傘」、「遮熱性舗装」、「人工降雪」などの対策案が出されたものの、全てが焼け石に水の結果になっている。これらに関してはスラドでも国際オリンピック委員会(IOC)が選手に暑さ対策を要求し、人工降雪機が検討され実験が行われた件などが話題になった。

このように暑さが危惧されていた東京オリンピックのマラソンと競歩の競技であったが、本年2019年9~10月にカタールのドーハで行われた世界陸上競技選手権大会 DOHA2019マラソンおよび競歩の開催時間が深夜0時ごろに変更されたにも関わらず、女子マラソンでは68人中28人が途中棄権し完走率が60%を割ったことを受け、IOCがマラソンおよび競歩の開催地を札幌に変更する強い意向を示している。

突然の開催の報を受け、札幌市長をはじめ多くの札幌市民が歓迎しているようだが、ハシゴを外された東京都では小池都知事や、レースの方針の変更を余儀なくされる出場選手のコーチ陣は困惑を表明している。小池都知事の「北方領土でやったらどうか」に対して当然のようにロシアは北方領土は日本に属していないと反発したほか、マラソン選手の川内優輝は「冗談でもこんなことを言う時点でスポーツと同時に北方領土に対してもそんなに強い思いを持ってなかったのだと思います」とツイートしている。マラソンのコースを決めた前都知事の舛添要一氏はスポーツの話にプーチン大統領や北方領土を持ち出すべきではないとする一方で、涼しい場所に移すのもありだと開催地変更に理解を示している。

マラソン・競歩以外の競技に関しては会場の東京湾のお台場海浜公園の水質が問題視されスラドでも話題になったトライアスロンは会場は変更せず、招致段階の計画から開始時間を前倒しする方針であるという。パラリンピックのマラソンは2019年10月17日の時点では変更の予定はないとのこと。

札幌でも暑いとの声もあり、開催地変更には賛否両論があると思われる。予定されていた東京のコースではスタートとゴールが新国立競技場であるためチケット販売に影響が出るだろうし、観戦を予定していた人も多数いると思われる中で、スラド諸氏の目には開催地変更案はどのように映るのだろうか。

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