ChaldeaGeckoの日記: ただ今処女作執筆中 世界編
作品世界
作品世界をモデル上に構築する必要があるのです。様相論理の世界の真である項を決めるのです。算術や物理法則はもう入っているから、それに追加することになるのです。
〇ビはユリも大好きだから、究極のユリを考えたいのです。それは形而上の愛と、形而下の恋が、一つのものの異なる側面にすぎないようなものなのです。究極だから時間の要素も排したいのです。
〇ビ、物理法則は変えたくないのです。いらんことすると矛盾が起きてしまうのです。だからこの世界を決定論的なもの、無限大の過去から無限大の未来で定義された関数にしたのです。量子力学の観測問題もないのです。すべては決定されているが、情報が足りないだけなのです。〇ビは高度な物理学は知らないが、とにかくなにからなにまですべてが決まっているのです。人間はそれを知ることができないだけなのです。
もう一つあります。それは世界の関数が正にも負にも極限を持つということなのです。発散しないのです。これで究極のユリを考えるにあたって、極限だけを考えればいいのです。
さて、普通の人は自分に自由意志があると思っているのです。でも〇ビ世界は決定論だから自由意志はないのです。〇ビ世界の自由意志は情報不足による錯覚なのです。
〇ビ世界には魔法使いがいるのです。魔法使いは「自分がつねに最善の選択をすると信じる」人のことなのです。つねに最善の選択をするのだから、自由意志はあってもなくてもおなじなのです。だから魔法使いは「自分には自由意志がないと信じる」のです。これは〇ビ世界の事実なのです。
選択の最善と結果の最善は違うのです。情報不足のため、これは一致するとは限らないのです。最善の選択が最悪の結果を招くこともあるのです。医療事故もそうなのです。
最善の選択といっても、見地は一つとは限らないのです。〇ビ世界の魔法使いは三種類なのです。<白>と<黒>と<灰>なのです。<白>は未来志向なのです。自分の選択は知りうるかぎりで最善の未来をもたらすと信じているのです。実利的なのです。
<黒>は過去志向なのです。自分の選択は過去をもっとも意味あるものとすると信じているのです。これは記憶、人生の意味、鎮魂、愛といった形而上のものを大事にするのです。文学的な魔法使いともいえるのです。
<灰>は<白>と<黒>を兼ね備えた魔法使いなのです。<白>と<黒>の選択は一般的には一致しないが、なかには一致する人がいるのです。そうすると、彼の選択はつねに愛と実利(恋)に照らして最善になるのです。究極の魔法使いなのです。
そんな<灰>の美少女ふたりがおたがいを最高の価値だと認め合うのです。その時間極限が究極のユリなのです。
ライプニッツの可能世界というものがあるのです。平行世界と違って実在性はまったく考えないのです。〇ビ世界には可能世界は有限個しかないのです。〇ビがそう決めたのです。そして<灰>のふたりは、自分たちこそ可能世界のなかで最もしあわせなふたりだと信じるのです。信じている以上、それは事実なのです。
かくして形而上でも形而下でも、考えられるかぎり最もしあわせな究極のユリを描く準備ができたのです。
さて、手をつないだりキスしたりというものは、心に影響するものなのです。これは無時間的で、形而上とも形而下ともいいがたいものなのです。心は「考え」にも「感覚」にも影響を受けるからなのです。もちろん〇ビモデルではこれも形式にすぎないのです。
<灰>であれば、一つの選択は愛においても恋においても最善なのです。であれば、手をつなぐことは心においても最善なのです。というか、愛においても恋においても心においてもそれが最善だ、と信じることができるのです。すなわち、これらはすべて一つのものの別の側面にすぎないのです。「愛」「恋」「心」は定理で、それらを手に入れるのは、その定理の証明を手に入れることだったのです。
〇ビ世界には自由意志がないから、人間はゾンビなのです。しかし、こうやれば心を考えることができるのです。それは形而上のものにも形而下のものにも根っこを生やしているのです。形式である<心>と、日常生活での「心」をマップすることで、美少女ゾンビも心を持つことができるのです。
ながなが書いてきたけど、以上はすべて様相論理の形式に変換できると思うのです。もしそれに矛盾がなければ、それを信じることで事実になるのです。究極のユリは実在するのです。妄想に根拠をつけるのは大変だったのですが、そのぶんリアリティがえられたのです。あとは具体的にどういうものか描けばいいのです。
予知と魔法
〇ビ世界には予知があるのです。自由意志がないのだからタイムパラドックスも起きないのです。話作りのため、自分には自由意志があると思っている一般人は予知できない設定にしたのです。魔法使いだけが予知できるのです。悪い予知をしても避けようとしたりせず、人を避難させたりといったことに注力するのです。
未来から情報をもらうわけではなく、予知とは「たまたま正しかった妄想」にすぎないのです。「予知を信じたから事実になった」のではないのです。この二つは形式が違うのです。
魔法も物理学的に起きうることが起こっただけなのです。〇ビ世界では熱力学の第二法則は成立していないので、魔法や奇跡にしか見えないことが起きるのです。
とはいえかなり強力なのです。魔法は時間の巻き戻しみたいなものだから、美少女の体のままで宇宙の終焉に立ち会えるし、気持ちよくイった相手の時間を巻き戻して何度でもイかせることもできるのです。
派手な魔法はエントロピーに悪いので宇宙を破綻させるのです。遠坂が魔法を使うたびに宇宙の熱的死がはやまるのです。遠坂のかわいさはそのままに、乱暴な魔法は断じて排除しなければならないのです。
この世界を舞台にした物語は自動的にすべて、「信じることを信じる」がテーマになるのです。サブテーマは好きなように設定できるのです。普通の文学はたいてい最後になにかを信じて終わるのですが、それのもっとも一般的な形がこれなのです。だからかなり強力な世界なのです。
魔法使いもなにかの拍子に自分を信じられなくなったら魔法使いでなくなるのです。ゾンビから人間になったり、人間からゾンビに逆戻りしたりするのです。一般人、<白>、<黒>、<灰>と四種類の人間がいて、これらを物語で比喩的に使えば、「心を手にいれる、なくす」物語をしっかりした枠組みで描けるのです。
誤解しないでほしいのですが、〇ビは設定厨ではないのです。表現したいことを過不足なく表現できる枠組みを考えただけなのです。「究極のユリ」などという大言壮語はすぐ破綻するのが目に見えているのです。それを破綻しないよう、必要なものだけを考えていっただけなのです。
これは工学の分析、設計、実装で考えると分析にあたるのです。ハリウッド脚本術みたいな本では、設計と称してアウトラインを作ることをすすめているのです。それはとてもよいことなのですが、だれも分析をしないのです。いきなり設計するのです。工学では設計は分析結果に基づくから、アウトラインは設計のように見えて、そうじゃないのです。〇ビはそういうのを見ていてムカついていたのですが、とうとう自分でもやってみる気になったのです。
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