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日記

ChaldeaGeckoの日記: ただ今処女作執筆中 コンセプト編

日記 by ChaldeaGecko

モデル編
世界編
〇ビモデルの原理は「信じることを信じる」なのです。だからこれをストーリーに組み込む必要があるのです。一作目なので、だれの目にも明らかな形で組み込むことにするのです。
表面的には男子と女子が別れる話にしか見えないようにするつもりなのです。それをトリックで「よく読めば女の子同士の話とわかる」ようにするのです。処女作から大チャレンジなのです。

ヒロインの編入から一週間がたったが、あいかわらず休み時間にはクラス中の女子がまわりに集まってきた。主人公は隣の席で会話を聞くだけだったが、ヒロインのフランクな性格はよくわかった。目配りもきき、かたよらないように話していた。これでとりこにならない人間はいないな、と思った。男子もヒロインが気になってしかたがない様子だったが、女子の鉄壁のガードのため近づけずにおり、話ができた男子はまだいなかった。

イントロで主人公とヒロインをちょっと話させておけば、これで主人公は女子確定なのです。ボク女とかオレ女にしておけばそう簡単には気づかないでしょう。

主人公(男)なのです。
「信じることを信じる」は、とうてい信じがたいことを無理矢理信じさせるために使うのです。だから「信じがたいこと」を用意するのです。ヒロイン「わたしは魔法使いなの。信じる?」これで決まりなのです。
当然妄想だと思うのです。でもそれを無理にでも信じる。なぜならヒロインに恋しているからなのです。「信じることを信じる」は夢でヒロインに言わせれば安直だけど簡単なのです。
主人公は妄想だと言って否定しようとしたが、つい「信じる」と言ってしまうのです。ヒロインに恋していて「信じたい」という気持ちが強かったから、「信じる」を信じてしまったのです。ほとんど自動的にできたのです。

夢で
ヒロイン:信じることを信じて?
翌日
ヒロイン:わたしは魔法使いなの、信じる?
主人公:(そんなの妄想だ)
主人公:(信じない)
主人公:「信じる」

あとはセリフや描写をまともにするだけなのです。緊張感あふれる場面にできるかどうかは筆力しだいなのです。

主人公(女)はおなじセリフの解釈がこう変わるのです。
まず、主人公(女)はオカルトマニアなのです。超常現象を信じているのです。主人公(男)はマニアではないので、一つの描写でスイッチできるようにしなければならないのです。

主人公は自分の席で本を読んでいた。あまり頭に入らなかった。
「……女のくせにオカルト雑誌かよ」と男子生徒が言うのが聞こえた。
「別にいいじゃない」と女子。
(オカルトねえ……どうなんだろう)主人公はヒロインのことを思い出し、独り言ちた。

これで主人公が女のときだけオカルトマニアになるのです。パーペキなのです。
主人公(女)はオカルトマニアだから魔法使いを信じているのです。脳みそがハッピーなので、「わたしは魔法使いなの」を「わたしはあなたにホレているから、魅惑の魔法をかけてるの」という意味にとったのです。
(そんなの妄想だ)と躊躇したのですが、最終的には「ヒロインは自分を好き」だと信じたのです。

英語教師「このcharmは『魅力』という意味です。日本語でもチャーミングって言いますよね。charmには『魔法』という意味もあるんです。魅力的な女の子が魔法使いに見えたんですね」

これでパーペキなのです。

主人公(男)なのです。
つぎは疑いえないものを考えるのです。〇ビの考えではそれは感覚、夢、妄想なのです。考えは簡単に疑えてしまうのです。これは〇ビの独創ではなく、ごく一般的な考えなのです。
夢と妄想は上で使ったので感覚を使うのです。ヒロインは美少女なので花のいい匂いがするのです。主人公はなんの花までかはわからなかったが、デートで寄った花屋で「ヒロインはこの花の匂い」だと気づくのです。

花の匂いも、ヒロインの匂いも、自分だけが知っているものだ。他の人は別の匂いを知っているだろう。
匂いは忘れることができない。たとえヒロインのことを忘れてしまっても、花の匂いを感じるかぎり、ヒロインがそばにいることを疑うことはできないのだ。それがリアリティというものだ。
花の匂いとヒロインの匂いがおなじだということは、こんなにも疑いえないことなのに、どんな平行世界の人も、それを知らない。おなじ花、おなじヒロインなのに、成り立っていない。矛盾している。ヒロインの言うように、平行世界は存在しえないのだ。

こう言ってやむを得ないヒロインとの別れを決断するのです。
ヒロインと別れない主人公(女)はおなじセリフで平行世界が存在しない=自由意志がないことを確信し、魔法使いになるのです。主人公(女)はマルチバースが好きだったので、ヒロインのいう「自由意志などない」がいまいち信じられなかったのです。
小説では「別れる」ということばは出せないのです。そのかわりに「任務を終える」とか使えばいいのです。終わったら帰るようにも残るようにも解釈できる任務の内容にすればいいのです。

これで「主人公は到底信じがたいものを無理矢理信じたが、最後には疑いえないものを手に入れた」というコンセプトとなるのです。文学作品にはこのパターンはすごく多いのです。主義者用語でいえば、「命がけの跳躍」というやつなのです。男子が女子に告白するのはすべてこの「命がけの跳躍」なのです。
いいですかみなさん。ラブロマンスでは最終的には男女の恋が絶対的になりますが、あれは超自然現象なのです。超自然現象だからこそ、あきもせず繰り返されるのです。本当はありえないことなのです。普通の物語では、超自然現象を「奇跡」と描いてしまいがちなのです。
願望にしたがって、女の子同士の恋を絶対的信頼で始めれば、最終的には魔法使いになるしかないのです。作家は好きなように書いてもいいけど、ユリは尊いというのなら、超自然的なものを平常運転として描かざるをえないのです。
実は、「信じることを信じる」というテーマがそのパターンのテンプレだから、あとはちょこっと当てはめるだけだったのです。それと、これまた文学の大きなテーマである「感覚の記憶」を組み合わせたら、だれがやってもロマンチックな話になるのです。つぎはプロットを考えて、このコンセプトを注入するのです。

大事なことは、表面の映画パクリのストーリーは〇ビが書きたかったことでは全くないということなのです。〇ビがやりたいのは究極のユリであり、その誕生をトリックで書くのです。トリックで書くほうがストーリーで書くよりずっとリアリティがあるのです。やりたいことをストーリーで書こうとするからみんな苦労するのです。

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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