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日記

ChaldeaGeckoの日記: ただ今処女作執筆中 完成版プロットなのです

日記 by ChaldeaGecko

〇ビ小説のプロットをまとめて整理して書くのです。題名は「カサブランカ」なのです。

コンセプト
花梨は平行世界を否定している。その証拠(愛)を見つけることができれば、花梨を信じることができる。疑いうる恋も、疑いえないものとなる。

設定

  • 世界:決定論的な世界で、人間には自由意志がない。自由意志があるように思えるのは情報不足によるもの。
  • 魔法使い:「自分には自由意志がない=自分はつねに最善の選択をしている」と確信している。おなじ人生を繰り返すことがあっても、つねに最善の選択をするなら、毎回まったくおなじ選択をするのだから、自由意志がないのと変わらないから。<白>と<黒>と<灰>がおり、<白>は未来志向で現世利益志向、<黒>は過去志向で観念志向、<灰>は<白>と<黒>を兼ねている究極の魔法使いだが、今回は登場せず。
    自由意志のないふたりが想い合っているユリの誕生を描くのがこの小説の目的。
  • 魔法:この世界は熱力学第二法則がなりたっていない。それ以外は普通の物理法則がなりたつ。魔法は物理法則の範囲内でどんなことでも起こせる。今回は説明と、「なんでも起こせるのなら、花梨と好き合うようになったのも魔法のせいなのか?」という疑問を馨に抱かせるのみ。
  • 予知:魔法使いは予知ができる。

人物

  • 佐村河内馨:主人公。姿勢と顔色が悪い。頭はいい。自分の名字が大嫌い。女:美少女。オカルトマニア。脳みそハッピーで、ものごとを自分の都合のいいように解釈する。最後に<黒>の魔法使いになる。
  • 小里花梨:ヒロイン。超美少女で頭もすごくいい。お花のいい匂いがする。性格もよい。<白>の魔法使い。馨から「指輪」をもらうのがミッション。ロマンチスト。
  • 花梨の兄:馨に指輪を渡すようにさとす。男:花梨を連れて帰りにきた。女:指輪の受け取りを確認しにきた。

ストーリー

  1. 花梨と馨の出会い。馨の高校に花梨が転校してくる。花梨は超美少女で、編入試験も満点。花梨は馨の左隣の席に座る。花梨はお花のいい匂いまでする。花梨と馨はそれぞれ「馨」「花梨」と呼び合う。
  2. 休み時間にはクラス中の女子が花梨に群がる。花梨はフランクだし気配りも完璧。男子はまだ花梨とは話せていない。
  3. 転校からしばらくたって、ようやく女子が群がらなくなった。花梨と馨が話す時間が増えた。馨が花梨に恋する。英語教師が英単語のcharmの話をする。馨はたしかに花梨はcharmしているな、と思う。
  4. 馨の恋心がつのる。だれかが平行世界の話をしているのを馨が聞く。
  5. 喫茶店で花梨が「わたしは魔法使いなの。信じる?」と言う。馨は妄想だと思ったが、「信じる」と言ってしまう。花梨が男:魔法使い、女:自分を好きだと信じた。
  6. 花梨が魔法使いと魔法の説明をする。熱力学第二法則の話もする。ひととおり話おわって、花梨が鼻歌で"As time goes by"を歌う。花梨はロマンチスト。
  7. 馨は花梨が魔法使いだとすっかり信じる。秘密をうちあけてくれた花梨も自分のことを好きなのだと思う。しあわせの絶頂期。
  8. 花梨の兄が馨を訪ねてくる。花梨に指輪をやってくれと言う。「指輪を受け取ればそれで終わり」と花梨が言っている。男:指輪を渡すと花梨が帰り、それが彼女のしあわせだと誤解する。
  9. 馨が花梨と話す。兄の話を肯定する。「魔法使いの一度きりの恋」だと花梨が話す。
  10. 男:花梨ともっといたい気持ちと、彼女を縛りたくない気持ちで葛藤する。女:あいかわらずハッピー。
  11. 花梨が映画『カサブランカ』を誘う。帰りに花屋に寄り、花梨にユリのカサブランカを教えてもらう。カサブランカの匂いは花梨の匂いだった。
  12. 馨は気づく:カサブランカの匂いを感じれば、それは花梨がそばにいることとおなじだ。匂いは忘れないから、たとえ別れたとしても、いちばん大事なものは残る。平行世界などないのだ。
  13. 空港に見送りに行く。花梨に指輪を渡す。男:二人に、女:兄に別れの挨拶する。最後に花梨が馨に男:キス、女:ディープキスをする。

三幕構成になっているのです。plot point #1が5の喫茶店の場面、midpointが8の花梨兄の出現、plot point #2が12の気づきの場面なのです。インシデントは3、クライマックスは13、セントラルクエスチョンは「自分は花梨を愛しているか」なのです。三幕構成にしたがうと、11のデートで、馨くんは元気を回復したのではなく、ますます落ち込んでいることがわかるのです。花梨ちゃんは馨くんを元気づけようとしてデートに誘ったのです。自分が面白いと思った映画だから誘ったまでで、深い意味はないのです。
4,7,10は人物に深みを与える大事なところなのです。どうやって書いてもいちばんしんどいところなのです。
トリックのつくる流れというものがあり、それにしたがうと映画をパクらなくても三幕構成になるのです。この小説では、馨くんと馨ちゃんのストーリーは、はじめは差が小さかったものが、12で非常に大きくなるのです。人物の心情が上がったり下がったりするたびに、この差は開くのです。二幕ではさびしいし、四幕以上は死ねるのです。三幕がちょうどいいのです。
〇ビの三幕構成はモデルや見立てではなく、トリックの連想構造を反映した実体なのです。そこがシド・フィールドとは違うのです。トリックを小説内でばらすと伏線や推理小説のトリックになるのです。伏線の構造が小説の構造を決めると言えば、納得できると思うのです。だから普通の小説を書くときでも、伏線から決めるべきなのです。そうするとほかのものはどんどん決まるのです。ただし伏線はトリックにくらべてはるかに不自由なのです。

さて、究極のユリを書くにあたって、完成版プロットまでに決めたのは

  • 様相論理とその解釈のモデル
  • 世界の設定
  • 映画『カサブランカ』のパクリ

くらいのもので、あとは「いちばん楽な道」「いちばんおもしろい道」が半分自動的に決まったのです。正直に言うと、トリックに慣れていてある程度はすぐにひねり出せる必要はあるのです。
10はトリックで場面がまるごと切り替わるのです。つまり、この小説でいちばんがんばらないといけないところなのです。こんなことまでわかっちゃうのです。ここはトリック自体は難しくないのです。

馨「花梨は『あなたが男の子なら、自分は女の子だから帰らなければいけない』と言っていた」
馨「花梨が帰った世界はどんなだろう」
(以下馨の想像)
(きっとつらいだろう、でも花梨を縛ることはしたくない)

これでOKなのです。馨くんなら切実な想像だし、馨ちゃんなら自分とは無縁なただの考えだし、平行世界にもつながるのです。
プリキュアでもまどマギでも、やはりこういうところのだましに力が入っているのです。スタプリなら、暗黒ユーマがプリキュアを攻撃するところ、まどマギなら、キュゥべえに魔法少女の悲惨な運命を見せられたまどか。場面まるごと大ウソなのです。後者は、まどかはこれを使ってほむらを地獄に落とそうと考えていたのです。

〇ビが書きたかった馨ちゃんはトリックで書くから、ストーリー不要で連想だけでいいのです。馨くんは表面のシナリオだけど、〇ビは別にそれを書きたかったわけではないのです。エンタメ小説だから感動以外なにも書こうとしなくていいのです。
普通の作家はストーリーに自分の考えを込めようとするから苦労するのです。そしてかえって作品のクオリティを落とすはめになるのです。なぜなら読者は作品に自分の考えを見つけて共感や感動したいのであって、作者の考えなど邪魔なだけなのです。

「小説を書く」というのが〇ビのホラだと思う人はもはやいないでしょうが、完成させなければ書いたとはいえないのです。がんばるのです。

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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