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日記

ChaldeaGeckoの日記: 頭の悪いやつは具体的な話ができない 6

日記 by ChaldeaGecko

たとえばこの人

ああ、辞書を日本語の文法とニーモニックの規格文書だと思い込んでるのか。
違うよ。

辞書は定型発達者が言語表現のうち単語から受ける非言語的感覚を後ろ向きに
言語化して、納得感を確かめ合うものだよ。文法規則も含まれていないから、
仮に辞書的定義の最適化問題を解いても、その結果が日本語として正しい解釈
かどうか、そもそも意味を持ち得るかについては何の保証も無いよ。

むしろ、君の支離滅裂な文章や「解」を見れば、意味を持ち得ない可能性が
強く示唆されていると思うね。辞書的定義の組み合わせ操作に固執した異様な
読み下し方が原因で確実に間違った解釈を生成しているとしたら、面白いね。

いや滑稽だな。文章解釈から身体性や文脈や直感を排除して辞書的定義を継ぎ
合わせたら意味が全く喪失するというのは、記号接地問題そのものじゃないか。
哲学者や人工知能研究者が必死で接地を試みている一方で、君は勝手に現実と
絶縁しているんだから、いやはや…

わたしがやっているのは具体的な小説の解釈で、たとえばナボコフ『ロリータ』の冒頭なら

Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul.

ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。(若島正訳)

lとfの押韻はよく知られたところです。lとfを入れ替えてfightやfileといった単語を作ることができるのも知られています。
次の文は三拍子なので、わたしはワルツのwを考えました。wight妖精やwifeという単語ができます。文学史上におけるわたしの発見です。これを偶然と考えるのはセンスのない人です。もちろん気づいている人は作家を中心に何人もいるはずですが、彼らは手品のネタをばらせないので、公にしたのはわたしが世界で最初でしょう。しかしlとfの押韻を公表した学者は「それ以上は気づかなかったから公表できなかった」だけです。
> fight of my fife
というのも考えられます。fifeは横笛です。あとでわかったことですが、ナボコフでは縦笛はフェ〇チオ、横笛はクン〇リングスの隠喩です。これも文学史上におけるわたしの発見です。

Lo-lee-ta: the tip of the tongue taking a trip of three steps down the palete to tap at three, on the teeth.

ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩目にそっと歯を叩く。

若島訳では「三歩下がる」なので
> the tip of the tongue / taking a trip of / three steps down / the palate / to tap at three, / on the teeth.
こんな感じに区切っているはずです。
わたしはこう区切りました。
> the tip of the tongue / taking a trip / of three steps / down the palate / to tap / at three, / on the teeth.
こちらは3-3-3-3-2-2-3と、若島訳よりよいリズムです。
わたしはこの文の単語をすべて、冠詞と前置詞を含めて辞書で引きました。tipに「ごほうび(チップ)」という意味があること、tripに「つまづき、間違い」という意味があることを知りました(チップがtipであることは知っていましたが、逆は出てきませんでした)。theは「読んでいる人の頭の中にいま浮かんでいるものを指す」ようだとも知りました。前置詞の意味合いを確認して、downには「(川の)下流」のイメージがあることがわかりました。palateは難しい単語で初めて見ました。
総合すると、この文は
「膣からクリ〇リスにかけて二回なめて、三回目はクリ〇リスを歯と舌で挟んで軽く叩く」
という意味だとわかりました。それがロー・リー・タだったのです。tipの「尖端」と「ごほうび」や、three steps / down the palateとthree steps down / the palatteは「同時に」生きているからほんとうは多義的なイメージですが。
これも文学史上におけるわたしの発見です。もちろん世界で最初に気づいたわけではありませんが。

ほかならぬ英文学の重要な一部で、わたしはあきらかに若島先生を上回ってしまいました。若島先生は頭はいいがわたしは超頭がいいでも、わたしは普通以下だが若島先生はもっと頭が悪いでも、お好きに解釈してください。
中学生レベルの英語の話しかしていませんので、これでわからなければ将来を悲観したほうがいいでしょう。読んだ上で間違いを「具体的」に指摘するなら大歓迎です。具体的な話のできない頭の悪い人は、そのことを自ら立証する必要はありません。

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  • by Anonymous Coward on 2021年03月08日 15時12分 (#3990444)

    不思議なものだね。言葉が分からない、人称代名詞も分からないのに、
    表象を全てすっ飛ばしてバカにされていることだけは分かるんだから。

    バカにしているんだよ。改める気のないバカだから。
    そこでそうやって辞書をめくって精々頑張りたまえ。

  • by Anonymous Coward on 2021年03月08日 18時02分 (#3990567)

    なぜ"a trip"のところだけが"a"なのか、唇から三段目に至る二段目のtip=top=tapは?「板」でもtopやご褒美はありますよ、下の唇にも構造はありますし(お下品なので略)。
    あなたの言う通り多義性です、楽しいですね。
    文脈の構造から言って"on the teeth"は全体にかかるとか。"Lo-lee-ta"発音時の響きと口・舌の動き方との関係もね。

    採点:30点。官能小説やリアルをもっと楽しんで表現の感受性(妄想)を広げましょう。そして表現はエレガントに抑えましょう。みんなそこには苦労するし楽しんでるのです。

    というように、正解はまだまだたくさんあります。あなたのも「正解」の一つです。
    科学的論文と異なり、文学では個人の解釈に「間違い」はないのでご安心ください。
    でもあなたが思っているより「世界」は広く「わたしが世界で最初!」とか「文学史上」とか他の人と比較しなければいいのです。
    そんなことを開陳すると逆にあなたの「世界」を狭めてる(自分を貶めている)ことに気づいたほうが良いですよ。そんなこと通常は自分から言及せず第三者が判断します。
    妄想は自分のもの、正当性をことさら主張しなくてよく、誰もあなたの妄想を奪いはしないし、非難もしません。
    そしてなにか見落としていてもいいのです。そういうものです。
    アスペルガーのような障害がないみんなは行間が読めるので全部は書かないのですよ。それが大人の嗜み、全部は書いてはいけない、そういう不文律があります。
    #思いついたこと全部書くとそれこそ精神異常者みたいな表現になっちゃうし。
    #上記も一般世間では文章に書くと十分異常者の範囲に入っていると思います。表に出さなければ大丈夫ですが。でも私のような異常者が言っても信用なりませんね(笑)。

    あなたの文章についても行間は読めているのでご安心を。
    #あくまで私の解釈なので書きませんが。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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