Dereliumの日記: 就職活動というものを味わったことがない。
今、契約社員として今の会社に置いてもらってるけど、もともとバイトからエスカレートして、契約社員にしてもらえたというステップなわけ。
とりあえず、食っていけるだけの給料はもらえるし、スキルアップも望める。ちゃんと社会保険もつけてくれる。
もともとフリーターでいるつもりだった僕には、不満はない。
給料のほかにも、ズブの素人にLinuxの知識までくれた今の仕事は大好きだ。
(もちろん、いつまでもこうしてるつもりはないし、バンドマンなのでバンドをやりたいがために働いてるというわけです。そこいらのバンドマンと変わりません。)
とにかく、就職活動らしい就職活動をしたことがなく、あんまり苦労もなく、とりあえずまともに暮らせる仕事にありつけた。
他にも音楽で、たまに仕事ももらえるようになったし、それも音楽を作る苦労以外にはなにも苦労はない。
よく考えたら、高校は受験勉強も悩まなくていい程度の受験勉強で受かったし、短大は推薦で合格した。受験戦争ひとつ知らないのだ。
しかし、世の中の学生の就職活動といったら、それはそれは壮絶でストレスの発生源になってるんだなぁ…とこないだ分かった。
すまん。今まで僕、そんな苦労したことないのよ。マジで。
自分の彼女が今就職活動真っ只中で、ものすんごくがんばってるし熱意もあるんだが、最終面接まで進んで採用の通知がまだ来ないことで、ひどくプレッシャーを感じているようだ。
通知の期限まではまだまだ時間があるわけで、ゴールデンウィークもあることだし、すぐには通知は来ないでしょとは思うんだが。
ひどく不安で仕方ないようだ。朝起きると泣きついてきて会社に行かせてもらえなかったこともあったほどだ。(仮病で休ませてもらいました。この日だけは・・・。本当はそういうことしたくないし、社会人として反則だとは思ってるんだけどね。)
でも、やっぱり世間の学生のみなさんって、みんなこの就職難に立ち向かわなければならない立場の人なわけで、ひどく不安なのもムリないのかなぁ。と思った。でも、僕にはイマイチピンとこない。彼女が感じている不安がわかってやりたくてもわかってあげられない。
もちろん、不安を和らげることは可能だけど。
・・・。
僕が普段からお付き合いさせて頂いているバンドマン、パフォーマーの方々は、自分の音楽を売り込むという意味では就職活動をしているといえるが(それはそれで、かなり壮絶なせめぎ合いがあるんだけどね。)
世の中の就職難や、就職活動とは無縁の世界にいる。
不況のあおりは食らうが、就職できるできないじゃなくって、音楽を売り込む方法が今までのセオリーじゃどうにもなんないっていうことへの焦りとジレンマの方が大きい。
その中で、一種の悟りを開いて儲かる儲からないじゃなくて、今の音楽を続けていければいいんだというスタイルに落ち着く人もいる。
そうなると、その音楽を続けられれば、生活に必要な資金を得るための仕事は、なんだっていいし社員かバイトかはどうでもいいという感覚だ。
そんな感覚でも、しっかり客はついてくるし、素晴らしいエンターテイメントを繰り広げる人たちは大勢いる。
(僕が素晴らしいかどうかはともかく。)僕もそういう世界に生きる一人で、今、たまたまいい仕事させてもらえてるが、音楽やパフォーマンスをやっていけて、さらに売り込みをしていくに足る生活資金が得られれば、今の仕事である必要もない。バイトでもいいし、最悪、派遣の肉体労働でも苦手でもいいから、それでもかまわない。
就職するという、若いうちで築けるキャリアやステータスの第一歩なんて、さらさら興味がない。それよりも音楽をやっていく足場を築けないほうがよっぽど怖い。
そういう感覚から、イマイチ就職活動のストレスがわからない。音楽の売り込みのストレスならわかるが、それとは明らかに異質なものであることは、想像はつく。さらに音楽の売り込みのストレスなんて、別に屁のつっぱりにすら思ってない。あのテこのテの戦略を考えるのは楽しいからだ。
それでもバンドをのんびり運営するわけにしかなくなり、それなりに焦りも出てきた。焦燥感をエネルギーに曲作らないといけない、非常に大切な時期にバンドは来ている。一切の無駄は排除したい。
さーて、レコったものを編集するぞ!と意気込んだときに、就職の不安で泣いて甘えてきた彼女を一瞬わずらわしく感じてしまった。
・・・が、それを分かって挙げられる立場にないことを悟って、受け入れることにした。もっと強くならなきゃだめだよ、と思ったが、言うのはやめておいた。余計なプレッシャーをかけて耐えられるほど彼女は強くない。いつか勝手に強くなれる。女性は強い。
とりあえず、さっさと寝かせつけて、眠々打破を飲んで深夜の編集作業にうつることにした。
就職活動というものを味わったことがない。 More ログイン