1107120
submission
FRAGILE 曰く、
理化学研究所とNECは、2011年12月12日、スーパーコンピューター「京」の開発を巡る係争で和解が成立したと発表した。
京の開発には当初、理研とNEC、日立、富士通が参加しており、ベクター型とスカラー型のハイブリッドを目指していた。
しかし、2009年5月、財務悪化を理由にNECと日立が撤退を表明、京は富士通のみが残る形でスカラー型となった。
大きく報じられた2009年11月の事業仕分けでも、この撤退までの開発経費は損害賠償を求めるべきだとやり玉に挙がっており、理研は2010年7月、NECに対し設計や建物に投じた費用約70億円の内の一部が無駄になったとして損害賠償を求める民事調停を東京地裁に申し立てた。
一方、NEC側も開発費の未払い分として約8億円を支払うように調停を申し立てていた。
これまで13回の協議を経て、今回、地裁が認めた金額の差額としてNECが理研に2億円を支払うこと、京プロジェクトに関するNECの知的財産権を理研に無償許諾することで調停が成立した。
プロジェクト全体の規模からすれば、意外に安い和解内容だったという気もする。
情報元へのリンク
291818
submission
FRAGILE 曰く、
2011年東映ラインナップ発表会において、2012年公開予定のラインナップの1本に「小惑星探査機 はやぶさ -遙かなる帰還-」がラインナップされた。
発表会を伝えているマイコミジャーナルの記事では東映の岡田社長の「(60周年記念作品として)ラインナップにはない裏メニューをお届けするかもしれませんし、当選確実なのは『小惑星探査機はやぶさ~』です。でも、確実じゃないのは作品が出来上がるかどうかです(笑)」とのコメントが紹介されている。
まだ内容やキャストは未定となっているが、東映の作品ページでは脚本を担当する西岡琢也の名前のみクレジットされている。
当然のことながら、はやぶさが擬人化されるようなものではなく、プロジェクトに参加したJAXA関係者をメインとした内容になると推測される。メディアに露出して記憶に新しいプロジェクトスタッフを誰が演じるか、など予想や希望などはいかがなものだろうか。
185949
submission
FRAGILE 曰く、
ITProの記事によると、文部科学省が2010年2月にも国民に向けて次世代スーパーコンピューティング技術の推進の説明会を開催する検討に入ったとのこと。
これは、政府行政刷新会議の事業仕分けにおいて「来年度の予算計上の見送りに限りなく近い縮減」という結論が出たものの、予算案ではこれを翻して継続とされたが「国民の理解を得ること」という条件がついていたためという。
説明会は複数回開催される計画とされているが、一般市民も参加できる形式だとしたら、皆さんはどのような立場(賛成or反対)からどのような意見を述べたいだろうか。
参考までに仕分け作業で指摘されたコメントはこちら(PDF)から、またそのときの模様はこちらで見ることができる。
79278
submission
FRAGILE 曰く、
ファインモールドが牧野フライス製作所の立形マシニングセンタ「V33i」のプラモデル組立キット(縮尺1/20)を製造、販売する。
ホームページには詳細発表は後日となっているが、エイプリルフールではないとのこと。日経の記事(閲覧には要無料登録)によれば、2009年6月発売予定で、価格は税込み4,000円前後となっている。
「既に工業高校の教諭や工業高専の生徒から興味深いとの感想を得ている」(ファインモールド)とのことだが、工作機械には触ったこともないタレコミ人でもかなりそそられる。日常使っている人はまた違った感想をお持ちだろうか。
754045
submission
FRAGILE 曰く、
株式会社ウィズが、ジャパニメーションとファッションを融合した大人向けキャラクター・アパレルブランド「UNERD(アナード)」を発表している。(発表リリース(PDF)、販売サイト)
第一弾としてデザイナー板倉慶二氏による『機動戦士ガンダム』のキャラクターをモチーフとしたTシャツを発売、予定ではブルゾンやデニムラインも展開するとしている。
見ると、ガンダムスパンコール刺繍Tシャツ、シャアザクスワロフスキーTシャツなど、決してワンポイントではなく堂々とキャラクターの入った商品が並んでいるが、注目されるのはその価格!
恥ずかしながら値段が5桁のTシャツなど購入したことがなく、また寡聞にしてデザイナー氏を存じ上げないのだが、ガンダムファンには納得の商品群なのだろうか、それともこうしたファッションにこだわりのある層にもガンダムはアピールするということなのだろうか。大変興味深いガンダムグッズではある。
754323
submission
FRAGILE 曰く、
ソニー・ミュージック・エンタテインメントの音楽配信サイト「 bitmusic(ビットミュージック) 」が7月6日正午でのMora(モーラ)への移行をアナウンスしている。6月8日付け日経産業新聞によれば、bitmusicサイトはこのまま閉鎖されるとしている。
bitmusicは、1999年12月20日に開始した有料音楽配信サービス。音声圧縮技術はATRAC3を採用し、DRMにはWindows Media Technologies(後にMagicGateに変更)を採用し、Windows PCでダウンロード購入、ソニーのネットワークウォークマンに転送、外出先で楽しむことができた。
今や完全に勝負のついてしまった感があるが、Apple - iPod - iTunes Storeと同じビジネスモデルが日本で先行して開始されていたことは歴史に刻んでおくべきと考える。その上で、ソニーに足らなかったものは何か、Appleが勝っていたのは何か、それともタイミングが悪かっただけなのか、/.の皆さんはどのように考えるだろうか。
754449
submission
FRAGILE 曰く、
Thomsonは、カノープス創業者である山田広司氏が2007年6月30日付けで会社を離れることになったと発表した(プレスリリース)。
カノープスは1983年に創業(当時の社名はカノープス電子)、NEC PC98用Z80ボードを手始めとして、A/D変換ボードを販売。1990年代以降はグラフィックボード、ビデオキャプチャーボードでパソコン用周辺機器ベンダーとして認知された。
2000年を過ぎてからは、放送局向けの業務システムに主軸を移し、2005年12月にはThomsonからの買収を受け、Thomson傘下で放送機器ベンダーであるGlass Valleyに事業を統合していた。
すでにコンシューマ市場からの撤退は既定路線であり、個人ユーザーが身近に感じられるブランドではなくなっていたが、このようにブランドを創り上げたカリスマのある創業者が身を引くことは、1つのブランドの終焉を見るようで古いユーザーとして感慨深い。
754664
submission
FRAGILE 曰く、
2007年5月9日付け日経産業新聞によると、携帯音楽プレーヤー製造・販売のシーグランド(5月9日15:00現在Webサイトは閲覧可能)が4月23日、東京地裁に自己破産を申請したとのこと。負債総額は約13億9,900万円。1999年1月の設立。過剰在庫の発生などで経営状態が悪化したとされている。
シーグランドと言えば、自社ブランド製品の展開ももちろんだが、低価格デジカメやMP3プレーヤーなどで知られたNHJが準自己破産を行った際に、営業権を取得したことで注目を集めた。
NHJからのユーザーはまたしてもサポート先の破綻という結果に見舞われることとなった。
外資系もしくは海外メーカー製品を国内展開する中小メーカーには出来映えはともかく、国内大手メーカーにはない斬新なデザインやアイディアを無節操に搭載してくるイメージがあるが、そうした差別化も通用しなくなったほどデジカメやMP3プレーヤーが(マニア向けのガジェットではなく)一般化してきた結果と言えるだろう。
754795
submission
FRAGILE 曰く、
Phile-Webの記事によると、(株)エンティスは、パーツを組み合わせてデジタルメディアプレーヤーを自作することができるAVキット“BayCraftキットシリーズ”を新たに展開、第1弾として、Sigma Design社製EM8623Lを搭載したMicroATXサイズのデジタルメディアプレーヤーボード「DMP8623ATX」を、専用サイトで販売開始した。
これまで、ネットワークメディアプレーヤーなどと呼ばれる、PCやNASに保存したデジタルコンテンツの再生に特化した機器は、バッファローやアイオーデータ、その他メーカーから販売されていたが、そのマザーボードの単体販売に当たるようだ。
メーカーのリリースを見ると、ケースや電源などパソコン用パーツを流用できるとのことで、自作派には面白いアイテムと言える。
とはいえ、結構な値段をするので、ただ安く作るというよりは、自分なりにこだわりを持って臨まないと取り扱いはしづらいと思われる。
高音質を追究したオプションボードも提供される予定とのことだが、オリジナルのプレーヤーを作るとしたら、どこにこだわりを持たせるだろうか。
個人的には、CDコレクションをすべてPCMで保存できてオーディオ出力がしっかりしたプレーヤーか、色んな動画配信サイトを自由に見られるSTBのようなものが欲しいと考えている。