FragileMoonの日記: 「13/ザメッティ」見てきたよ
渋谷で「13/ザメッティ」見てきました。
良くも悪くも13人同時ロシアンルーレットの映画です。
そういうのが見たいのならすごく面白いです。
それ以上に何かあると期待すると失望します。
わたしは失望組かなぁ…。
「セブン」とか「ファイトクラブ」でも最後にひとひねりあったから、ついあと一歩に期待しちゃう。
でもね、ひねらないのよ、残念ながら。ぜんぜん。
事前に展開を予想できます。
うーん、きっとそれは映画をどのようなものかと考えているかの違いだと思う。
わたしは箱庭だと思ってる。
映画の脚本家は、箱庭を鳥瞰できる神様としてシナリオに介入してほしいと思ってる。
だから最後に箱庭全体をひっくりかえすような落ちを期待しちゃう。
箱庭の今まで見えなかった全体図を示したり、箱庭の構造そのものをメタ化することを期待してる。
同時に、箱庭の作者はこっちを見ないでほしいと思ってる。
観客を意識しないでほしいって。
だからやたらにお涙頂戴に走る日本の映画は大嫌い。
登場人物を作中でいじめて、ほら、泣けるでしょ?と得意げに観客のほうを見ている姿が重なって見えちゃうよ。
そんなに真に受けて見ていないから、あまり登場人物をいじめないで、って思っちゃう。
ヤッターマンの映画化のトピックがあったけど、どうせまた人間関係ドロドロの湿っぽい話にしちゃうんじゃないかな…。
きっとこの映画の脚本書いた人は、映画は現実の一つのヴァリアントだと思ってる。
だから世界を閉じたりしないし、現実と同等に成り立っているという前提を崩さない。
淡々と叙述を積み重ねていくから、すごく乾いて見えます。
この映画、ハリウッドでリメイクするそうなのですが、あまり面白くならなさそう。
この映画の衝撃的な部分は多人数ロシアンルーレットというアイデアしかないから。
一回目だから衝撃的なのに、リメイクでは観客はもう知っているわけで、インパクトが薄くなっちゃうよ。
この映画を下敷きにして、ひとひねり加えるのであれば、すごい作品になりそうだけど…。
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