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Francisの日記: 久々に地雷を踏んだ

日記 by Francis
「学校を出よう!」(電撃文庫、谷川 流)
最低。

ここまで肌に合わない本は久しぶりだ。
以下ネタバレ含むので注意。

私はこの小説はライトノベルではなくて、
引きこもりの愚痴としてしか読むことはできなかった。

問題3点
(1)上っ面のガジェットはまあ今風だ。上っ面だけは。しかしソレすら書けていない。
(2)登場人物の行動が唐突で薄っぺら、主人公に絡むためだけに存在している。書き割りのようだ。
(3)感情移入すべき主人公は最後まで受動的で愚痴っているだけ。強制2択すら選択しない。何もせずにただ状況が変化して話が終わる。

(1)に関して、ありがちな「魔法学園もの」のフォーマットの世界なのか、「スタンド使い」に代表される突発能力者モノの世界なのか、書けていない。この本の設定では
「思春期の人間のごく一部に原因不明の超能力が備わる事態が常態化して、3つの学校を設立して閉じ込めておく世界」
で、学校出れば普通の現代日本である。
しかしだ。
戦闘シーンで「体系化された魔術/超能力技術による戦闘」が描写されてしまうのはなぜだ?
高々数年で消滅し、個人個人で全く違う能力が発現する設定なのに?んなもんだれが研究するよ。戦闘訓練はいつやったのよ。
「魔法学園物」のフォーマットを無自覚に採用するからこうなる。
後いろいろあるが裏設定とかすごく書いてあったり裏エピソードとか脳内でたくさんあるのかもしれないが、
表現できていなければ何の価値もない。

(2)に関して。
人物それぞれが「何をしたい」という行動計画がないか単純すぎて、昔のコンピュータRPGの登場人物並みに薄っぺらい。やつらには気持ちとか行動原理とかそういうもんはないんか。

(3)働け。グダグダ言うな。
強制2択発生でどちらもイヤなら力づくでもうひとつの道を発生させるのが王道だろう。それをボケッとして動かないまま何も選択しないで2択のうち1つを強制選択させられるのは主人公じゃねえ。せめて選べ。

というかそれ以上にいろんなとこが読んでてつらかったのでけなさないと精神のバランスが取れない。つか「駄目なエヴァンゲリオン映画版の超劣化コピー」

発売直後平積みになってたときに嫌なオーラを感じてあえて買わなかったのにほかの機会に読むもんがなくて思わず買っちまったんだよなー。本能を信じるべきだった。あーあ。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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