Francisの日記: そしてもっとWinnyについて考える 4
中央集権だと中央の勝手なビビリ判断でファイル転送を停止されてしまう。困った。
ここで、全ノードが平等にファイルの削除を行う権利をもつシステムについて考えてみたい。
あるノードのユーザが「ヤバい」ファイルを見つけたとする。
プライバシ侵害でも著作権侵害でも非国民ぽい言動でもなんかむかつくでもなんでもいい。
ユーザはノードにおいて「こいつを削除してくれ」と頼む。
削除命令はノードからノードに伝わり、みんながはいはいと言うことを聞いて削除し、メッセージを伝播していく。
Winnyの「無視リスト」が感染していくと思えばいい。
よしよし一件落着
にはならない。
2chで「自治厨による過剰削除要請」の問題を見たことがある。「眼鏡でおさげの委員長」と呼び変えても良い。
各人のファイル削除基準は極度にばらばらで、近現代アジア史に対する真面目な論考が「真っ赤な嘘は消すニダー」といって削除されないとも限らない。
ここで私は甘ちゃんであるから人間を信じたいので、言葉による交渉でどうにかしてもらいたい。
ファイルを本当に削除してしまうと、交渉の余地が残らないので削除の基準を変更しよう。
削除とは「暗号化されていてキーが無いので復元不能」の状態とする。
ということで普段のファイル転送は高度に暗号化された状態で行い、復元時にヤバイファイルかどうか確認を行って問題なければ複号化キーをもらうという形式にする。どこからもらうのかは後で考えることにする。
さてとあるノードがヤバイと思うファイルを発見した。ノードは削除依頼を周辺ノードに打ち、それが感染してそのうちファイルの複号化キーが供給されなくなる(この仕組みも後で考えることにして棚上げ)
削除依頼には依頼したノードの情報が入れてあるとする。
削除したいものは大きな声を上げると言うことだ。
その情報を元に、他のノードからIMや網内の掲示板、blogなどで討論や投票を行う。動員できるノード数が政治力になる。
網内の議論で不足ならWWW上やもっと外に飛び出して議論を行えばよい。ノードはWWW上や旧型メディア(テレビや新聞など)でノード情報を表明し、身の証を立てても良い。
録画アニメの再送信をしたのを止めたノードが原作者なら、誰がさらに送信しようとするだろうか。(まあいるとは思うけど恥知らずとして網内で叩かれるような心理や世論の形成を誘導するコードになっているのが理想)
議論の結果やっぱり復活となった場合複号化キーが再配布されて使えるようになるし、ならなかった場合復元できなくなるファイルが手元に残る。数年ぐらいかけてゆーっくりクラックすればよい。(その程度の強度は要求される)
それで前ここまで考えて困ったのが上記棚上げ部分ももちろんだが
・議論で片付くほど人間を信用できるか
多数決?いまのnyのノリで多数決されたら?
・せっかく削除したのに、既に復元をしてしまっていたファイルを再送信されたら?
とりあえず後者に対してはそこで何らかの形で本当の最初の送信者を特定できる仕組みが必要になってくる。
元の送信者がわかれば、
・何度も流す常習の、というか「確信犯」
(流すことが俺の革命だ君)
・最初の人はわかってくれたのに別の人が送信
(公衆送信権侵害とかの責任が移動する。)
について再議論したり網から切り離して独立網作らせたり警察介入させたりできる。
ここで警察以外には容易に手繰れないようにわかったとしても「IPアドレスとファイル放流時間」程度でなければいけない。
でもこれが生で流れていると色々別の問題が出てきちゃうんだよなあー。
さらに解除キーを最初に配布するのは元送信者で、その人しか送信できないと仮定するとその人がIP変わったりPCの電源切ってたりするとファイルを復元できないという超めんどくさい事態になってしまう。
ということで今日は思考停止。うーん。
TTL (スコア:1)
TCP/IPのTTLみたいにキャッシュとして転送される度に減算していって
0になったら転送されない+削除されるカウンタを仕込んだら、
削除機能そのものではないけど、支援策くらいにはなるんじゃない
でしょか?
Re:TTL (スコア:1)
転送は有限のn代目までとするって考え方でしょうか。
すると過去の転送経路を記録するのは転送の末端では現実的になりますね。
n+1代目の転送をしようとすると網上で壊滅?
もしくは網全体で転送n回までに制限するってことでしょうか。
これは回数の管理が面倒そうだ。
時間でも面白いですね。キャッシュから変換されて1ヶ月たったファイルは誰かが流しなおさない限り消えていくとか。
Re:TTL (スコア:1)
Aノードがファイルを公開。初期カウンタ10。
A→Bに転送。Aは自身のファイルのカウンタを9に。Bに転送されるもののカウンタも9に。
A→Cに転送。Aカウンタ8。Cカウンタ8。
B→Dに転送。Bカウンタ8。Dカウンタ8。
で、それぞれカウンタが0になったら、転送要求に応じないか、
そもそも検索要求にも応えないで、ファイル復元後は自動的に
削除。
これなら、一般式が出せないんですが、初期カウンタの値に応じて、
最大のコピー数を有限に設定出来ます。
で、網全体から駆逐したい場合は、目的のファイルを削除したい
人が自分のところへ転送しまくれば、すりへって消えてしまう…
というのはどうですかね?転送しまくるといっても転送要求した
直後に嘘の転送完了通知を出して、実際のデータのやりとり無し
でカウンタだけ減算させるようにすればいいかな。
トレーサビリティについては、初期カウンタと直前のノードのIP
だけ記録しておけば、ある程度追いかけられるんじゃないかと。
まあ、クラックされたらアウトという状況は残るわけですが。
#時間指定消滅というのはUsenetのExpire機能が採用してますね。
Re:TTL (スコア:1)
トレーサビリティ、直前しか記録していない場合に警察がちゃんと追いかけてくれれば良いのですが…
めんどくさいから開発者逮捕とかなったりして。
あ、同じことで直前の転送元を記録していれば、寿命のトリガを末端のノードが弾いても逆伝播させて結構消せるかと。でも上位ノードが常に生きていないといけないからだめか。
むむう。